要旨
私は、ヘイトスピーチに不安を感じている市民の一人である。
那覇市役所前で5年以上も続けられてきた差別的な発言を含む街頭宣伝は、市民の抗議活動により今は沈静化しているが、他所(インターネット、街宣車、辺野古等)ではヘイトスピーチが行われている状況である。
県議会においてヘイトスピーチ規制条例制定に向けて議論はされているものの、県の担当部署による検討会議の内容は明らかにされず、どのような条例ができるのか市民には伝わってこない。ヘイトスピーチを止めるための条例に関わる具体的な議論と制定過程を広く市民に公開し、また具体的で活発な議論を誰もが見える形で行ってこそ関心を持つことができるのではないか。条例が市民のために、沖縄県に根づいたものにするためには情報を共有することが求められている。
そのために現状の情報を速やかに公開し、また建設的な議論が可能な専門家の人選が行われることを望む。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 県は差別を止めるために何ができるのか、具体的な議論をすること。
2 県は反差別に詳しくかつ抑止のための具体的な議論、提案が可能な専門家を招聘すること。
3 県は検討会議の内容を公開すること。 |