要旨
近年頻発する大規模洪水により、全国各地で甚大な被害が発生している。沖縄県においても同様に、毎年のように河川や排水路が氾濫し、多大な被害が発生している。沖縄の河川の特徴として、流域面積が小さく流路延長が短く急勾配となっているため、大量の雨が降れば一気に増水し、危険水位に達するまでの時間は本土の河川に比べ格段に早くなる。
今帰仁村においては、本部町から本村までを流域に持つ２級河川の大井川があり、下流域には住宅密集地の仲宗根区がある。この大井川は、過去に大雨の影響によって氾濫し、仲宗根区を中心に甚大な被害をもたらしたことがある。近年でも度重なる大雨の影響により氾濫の危険にさらされているが、河川内の堆積土と雑草の繁茂により河川断面が阻害され、集中豪雨時には氾濫の危険性が高まるなど危機的状況にあることから、早急な対策が求められている。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
１ ２級河川大井川を流域治水プロジェクトへ追加し、早期のしゅんせつ工事及び中長期的な減災対策の強化を図ること。 |