陳情文書表

受理番号第119号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和3年6月21日 付託年月日令和3年6月30日
件名 戦没者の遺骨を含む土砂を埋立てに使用しないよう求める陳情
提出者大宜味村議会議長
平良 嗣男
要旨


 沖縄戦では一般住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われ、多くの貴い命が失われた。糸満市摩文仁の平和祈念公園内にある「平和の礎」には、国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦などで亡くなられた24万1593名の氏名が刻銘されている。
 糸満市摩文仁を中心に広がる南部地域は、1972年の本土復帰に伴い、戦争の悲惨さや命の貴さを認識し、戦没者の霊を慰めるために、自然公園法に基づき、戦跡としては我が国唯一の「沖縄戦跡国定公園」として指定されている。同地域では、沖縄戦で犠牲を強いられた県民や命を落とされた兵士の遺骨が残されており、戦後76年を目前にした今でも戦没者の遺骨収集が行われている。
 さきの大戦で犠牲になった人々の遺骨が入った土砂を埋立てに使用することは人道上許されない。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 住民を巻き込んだ苛烈な地上戦があった沖縄の事情に鑑み、「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」により、日本政府が主体となって戦没者の遺骨収集を実施すること。