陳情文書表

受理番号第131号 付託委員会総務企画委員会
受理年月日令和4年9月20日 付託年月日令和4年9月30日
件名 台湾・尖閣有事の際、先島諸島住民の避難経路の安全を確保するために、早急に長射程の地対艦ミサイル部隊を配備するよう求める意見書の提出を求める陳情
提出者一般社団法人 日本沖縄政策研究フォーラム
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要旨


 台湾・尖閣有事の際、石垣市、宮古島市及び与那国町の住民を沖縄本島以北へ避難させることが計画されている。しかし、当該武力侵攻に際して中国軍は、米軍の増援部隊が東シナ海へ接近することを拒否する作戦等を遂行するため、潜水艦や空母機動打撃群といった艦船を宮古海峡から太平洋に進出させることが予期される。もし、当県島嶼地域以東の太平洋側に中国海軍が遊よくすれば、先島諸島住民は、民間の航空機、船舶による避難が不可能となり、結果として多くの一般住民が逃げ遅れることになる。このため、住民を安全に避難させるには、自衛隊が沖縄近海の中国軍の作戦行動を拒否して、住民の避難に使用する海域及び空域における安全を確保する作戦を遂行する能力が必須となる。とりわけ中国海軍の作戦に対抗するには地対艦ミサイルが有効であり、県内島嶼要域における長射程ミサイルの恒常的な配置及び作戦開始以降の迅速な展開が必要となる。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 早急に長射程地対艦ミサイルを配備するよう求める意見書を政府関係機関に提出すること。