陳情文書表

受理番号第68号 付託委員会新沖縄振興・公共交通ネットワーク特別委員会
受理年月日令和3年3月22日 付託年月日令和3年6月15日
件名 北部地域並びに沖縄観光産業の振興・発展に向けた「伊江島空港」の活用を求める陳情
提出者伊江村議会議長
渡久地 政雄
要旨


 伊江島空港は沖縄国際海洋博覧会開催に伴い建設され、昭和50年7月に供用開始されたが、米軍訓練空域内にあるため運用等が制限され、また博覧会の閉会による利用客減少によって、昭和52年2月に定期便の運航を休止している。現在は、北部地域救急・救助ヘリの運航拠点となっているほか、チャーター機等が時折飛来している状況である。伊江村は、同空港の利活用を国・県へ要請するとともに定期便運航に向け県内航空事業者と協議を進めてきたが、いまだ打開策はない。近年、北部地域への観光客が増加しているがそのほとんどは陸路で移動しており、主要幹線道路で慢性的な渋滞が発生する等、住民生活や社会経済活動に支障を来している。同空港の活用により北部地域の交通渋滞緩和が図られるほか北部観光の利便性が向上し、北部のみならず沖縄観光のさらなる振興に寄与する。北部振興会においても同空港の運航再開を重要課題とし、沖縄経済同友会の提言書においても同空港の活用及び必要性が明記されている。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 定期便運航に向けた調査・研究に取り組むこと。
2 米軍訓練空域に伴う運用制限等の課題解決に早期に取り組むこと。
3 次期沖縄振興計画に位置づけ、実現に向けて着実に推進すること。
4 国に対し伊江島空港の活用及び運航再開に向け、協議・調整を図ること。