要旨
令和５年産葉たばこは、離島を主産地として、宮古島市・石垣市・糸満市・うるま市・八重瀬町・伊江村・多良間村の４市１町２村で契約栽培され、換金作物の少ない離島においては、長年地域の経済・雇用に大きく貢献し、若い後継者が育っている産業である。
昨年の葉たばこ販売実績は長雨による病災害によって大きく減収となったものの、今年は、本畑植付け後に少雨傾向が続くなど苦労もあったが、全地域で収量が期待できる作柄であった。
しかし、５月31日から６月２日にかけて先島・本島地域に台風２号が暴風域を伴って来襲し、当組合たばこ耕作農家の収穫最盛期を迎えた葉たばこは、速報値で収量244トン減、被害金額４億９千万円という甚大な被害を被った。２年連続の自然災害による減収と、近年の葉たばこ生産に係る肥料・農薬・燃油・資器材の高騰は、農業経営の継続に深刻な影響を及ぼしている。
ついては、台風２号で被災したたばこ耕作農家の再生産支援を図るため、下記事項につき、配慮してもらいたい。
記
１ 農業用ポリエチレンフィルム（被覆シート・ハウスビニール等）の処分費用
を支援すること。
２ 疫病農薬費への支援をすること。
３ 農業用ポリエチレンフィルム（被覆シート・ハウスビニール）費を支援すること。
４ 肥料費支援を継続すること。
５ 農業収入保険料への助成を支援すること。 |