陳情文書表

受理番号第36号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和5年2月28日 付託年月日令和5年3月16日
件名 「ジャパンウィンターリーグ」への支援を求める陳情
提出者株式会社ジャパンリーグ
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要旨


 沖縄県の野球界は、高校生で野球を辞める選手が多く、野球を続ける選択の余地がないという状態である。その理由として、経済的な理由や野球を続けられる環境がないことが挙げられる。ジャパンウィンターリーグは、「陽の目を浴びていない場所に光を」をコンセプトとした、日本初の長期間べ一スボールトライアウトリーグであり、試合に出ていなかった選手も含め、誰でも参加できる野球界の底上げを行うリーグである。沖縄に新たなスポーツコミュニティーを創設することで、若者にチャレンジする場所を提供する。また、参加対象は15歳以上であるが、小中学生の参加型イベントも企画し、関わる全ての人が成長する野球界のプラットフォームとなり、青少年育成を行うことで県内のスポーツ振興を担う。さらに、今後、アメリカ、台湾、韓国など世界中の選手の参加も見込んでおり、アジアの中心である沖縄を世界の野球界の中心地にしていくことで、ツーリズムの観点からも貢献できるスポーツコンテンツとして期待できる。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 毎年11月末から12月末までの間、県内球場・施設の使用について協力すること。
2 コーチ・スタッフの人件費、球場使用料及び選手・スタッフの旅費・滞在費について経済的な支援を行うこと。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者知事
報告内容

(処理経過及び結果)
1 県内球場・施設の使用については、市町村等の施設管理者と調整いただくこととなります。
  県としては、調整が円滑に行えるよう取組の趣旨や内容等を市町村へ情報提供してまいります。

2 ジャパンウィンターリーグについては、令和4年度スポーツイベント支援事業により、運営スタッフの人件費等リーグ運営に係る経費へ補助を行っております。
  本事業は、スポーツツーリズムの推進を目的として、県外、海外からの誘客が見込まれ、かつ沖縄でその種目を行う明確な優位性や理由がある事業のイベント立ち上げ1年目から3年目を補助対象としております。
  また本事業では、ハンズオン支援により地域との連携や収益確保の手法などのアドバイスを行い、補助事業終了後も魅力ある事業としての自走化を目指しております。
  令和5年度においても補助事業者の公募を行い、ジャパンウィンターリーグを補助事業者として選定しており、引き続きリーグ運営に係る経費について補助を行ってまいります。