要旨
2022年4月からは、高等学校において学習指導要領が年次進行で実施されるとともに、これまで自分専用の端末で学んできた中学3年生が高等学校へ進学する。新しい学習指導要領では、情報活用能力を学習の基盤となる資質、能力の一つとして位置づけるとともに、共通必履修科目「情報Ⅰ」においても、全ての生徒がプログラミング等について学習を開始することとなっている。
これらを踏まえ文部科学省は、高等学校段階においても1人1台端末の環境整備を早急に求めている。小中学校では1人1台の端末を国費で配備してGIGAスクール構想を進めているのに対して、高等学校では各都道府県に整備が求められている。
義務教育段階で学んだ児童生徒が高等学校に進学しても切れ目なく同様の環境で学ぶことが必要であり、住んでいる場所や保護者の経済状況で教育に差が生じてはならない。
ついては、高校生1人1台の端末購入について、県は公費負担により生徒へ貸与するよう配慮してもらいたい。 |