要旨
本土復帰後、県内離島市町村から22の離島架橋建設要望があり、既に19の離島架橋が実現し、残されているのは伊平屋・伊是名、伊江・本部及び津堅架橋だけである。伊平屋・伊是名架橋建設の早期実現について、両村民による総決起大会及び北部地域道路網の整備並びに離島架橋の早期実現に向けた決起大会などで決議し、県知事、県議会議長、沖縄担当大臣及び関係省庁等に幾度となく要望してきた。
しかし、沖縄振興開発計画の第１次離島振興計画から第４次となる沖縄振興計画の新沖縄県離島振興計画までは離島架橋整備が掲げられ、個々の架橋名も明記されていたが、平成24年度以降の沖縄21世紀ビジョン実施計画では、なぜか離島架橋整備が抹消された。離島苦にあえぐ私ども離島住民は辛酸をなめ、架橋実現への希望が遠ざかっていることに、強い憤りを感じている。
架橋建設の実現により、農漁業、商工・観光業等が発展し、両村の合併が実現可能になると確信している。また、人的、物的交流が広域的に発展し、人口減少に歯止めがかかり、さらに医療、福祉、教育、文化の充実強化等に連動していき、相乗効果は計り知れないものがある。
ついては、沖縄21世紀ビジョン実施計画に「離島架橋整備」を掲げるとともに「伊平屋・伊是名架橋建設」を明記するよう配慮してもらいたい。 |