陳情文書表

受理番号第243号 付託委員会総務企画委員会
受理年月日令和3年11月29日 付託年月日令和3年12月8日
件名 第三者委員会設置を求める陳情
提出者尚学学園前理事・前評議員・前監事
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要旨


 令和3年7月28日に尚学学園前理事、同年9月8日には尚学学園現副理事長のA氏等が参考人として総務企画委員会に招致され、我々の陳情に関する意見聴取が実施された。しかし、A氏等の主張と我々陳情者の主張は全く相反するもので、客観的な立場より詳細な調査が必要であると改めて認識した。A氏等の総務企画委員会での主張は、我々の陳情を全くの虚偽であるとし、愚弄するものであったと認識しており、残念ながら運営の改善に向けた姿勢は見られなかった。客観的な調査結果等を提示することなく、極めて主観的、保身的な主張を繰り返し述べていたことを鑑みると、尚学学園に対する不信感は増すばかりである。
 以上を踏まえ、早急に尚学学園が健全な運営体制を構築し、沖縄の未来を創る生徒及びその育成を担う職員に適切な環境が提供されることを願い、早急に第三者委員会の設置及び調査を行ってほしい。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 県において、尚学学園に対し、中立的かつ客観的な第三者委員会を設置し、以下及びその他関連事項について十分な調査及び評価を実施すること。
(1)2020年4月に実行された尚学学園から尚学院に対する違法送金の有無、経緯及び詳細
(2)元相談役の任命、解任経緯及び元相談役からの寄附の受領、返還経緯の詳細
(3)尚学学園顧問弁護士B氏の顧問就任の経緯及び詳細
(4)尚学学園の就業規則改定に伴い「理事長に提言をするに先立ち、学園の契約する顧問弁護士に意見を仰がなければならないとする」という事項を追加した経緯
(5)尚学学園前理事・前評議員・前監事を排除した経緯及び詳細
(6)2020年7月以降に選任した理事・評議員と尚学院の関係性及び利益相反のリスク
(7)現理事長による「これから理事は、私を信奉する人しかさせない。」「補助金で5億6000万円もらってる。(尚学院に)1億くらいやっても何とも思わない。」等の発言の有無及び詳細
(8)2020年12月の保護者説明会における現理事長による「学校の経営の内容まで一々口を挟むようになれば、PTAはもう私は存在価値はないかと。」という趣旨の発言の有無及び詳細
(9)陳情を行った保護者をPTA役員より排除した経緯及び詳細
(10)過去から現在までにおける尚学学園現理事長・現副理事長及び尚学学園顧問弁護士B氏による教職員及び陳情者に対するハラスメントの有無及び詳細
(11)上記(1)から(10)を踏まえた尚学学園現理事長、現副理事長、その他理事・評議員及び顧問弁護士の適性の有無
2 県において、第三者委員会による調査期間中は理事会・評議員会の権限を停止し、中立的かつ客観的な代理機関を第三者委員会の監督の下設置すること。
3 県において、尚学学園の元相談役と顧問弁護士との関係について調査し、尚学学園に対して指導すること。