陳情文書表

受理番号第40号 付託委員会米軍基地関係特別委員会
受理年月日令和4年3月7日 付託年月日令和4年6月14日
件名 相次ぐ外来機の飛来及び即応訓練に関する陳情
提出者嘉手納町議会議長
仲村渠 兼栄
要旨


 令和4年2月19日から21日にかけて、アラスカ州イールソン空軍基地所属のF35A戦闘機が嘉手納基地に飛来し、岩国基地所属F35B戦闘機と合わせ計13機が訓練を実施した。また、25日の訓練の際には町内全ての騒音測定局で90デシベル以上を記録した。同基地では今年1月下旬から外来機の飛来が相次ぎ、2月9日の臨時会において騒音激化に抗議する意見書・決議を全会一致で可決したばかりである。このような中、米軍は、2月28日から3月12日にかけて同基地内でサイレン音、模擬爆発装置及び発煙筒等を使用する即応訓練を実施し、早朝から夜遅くまでエンジン調整音を鳴り響かせ、町中に排気ガスを漂わせるとともに、轟音を立てて戦闘機が離発着等を繰り返している。当該期間内には県立高校入試及び町立中学校卒業式の予定があり、日常生活に大きな悪影響を与えている。
 騒音等の基地被害は町民の受忍限度をはるかに超えており、米軍の傍若無人な基地運用に激しい憤りを禁じ得ず、いかなる理由があれ容認することはできない。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 嘉手納基地への外来機の飛来を禁止すること。
2 嘉手納飛行場における航空機騒音規制措置を遵守すること。
3 嘉手納基地における負担軽減(嘉手納におけるさらなる騒音軽減)に基づき、町民が実感できる有効な対策を早急に講ずること。