陳情文書表

受理番号第231号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和3年11月15日 付託年月日
件名 医療的ケア児の安心・安全な教育に関する陳情
提出者沖縄中部療育医療センター・バンビ父母の会
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要旨


 医療技術の進歩に伴い、日常的に医療的ケアが必要な児童が増加しているため、沖縄県では、児童の実態に合わせて特別支援学校に看護師が配置されてきている。しかし、配置されている看護師は非正規雇用で毎年流動的であるため、児童の情報や医療的ケアの手技の伝達に時間がかかり、児童は安心・安全な教育を受けることが保障されていない。また、看護師の医療的ケアの実施体制が整うまでは、最低でも1か月以上、保護者が児童に付き添わなければならず、保護者は仕事を休むか、離職せざるを得ない状況にあり、子供の就学に不安を抱えている。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 学校と医療機関・療育医療センター・訪問看護事業所・児童デイサービス等が連携できるように、児童の情報提供、相談、巡回指導、研修及びリスクマネジメントなどの医療的ケアの実施体制を整備すること。
2 児童付添いの保護者負担の軽減のため、訪問看護事業所・児童デイサービス等の看護師による保護者以外の児童付添いを認めること。
3 学校で働いている看護師が、安全で質の高い医療的ケアを継続できるように、一定の割合で雇用期間の定めのない正職員を配置すること。