要旨
4月17日、与那国町長が県庁を訪れ、台湾有事を想定した与那国空港の滑走路延長と新たな港湾の整備などを県に要請した。
現在の駐屯地から、予定されているミサイル基地は、樽舞湿地から地続きで続いており将来軍港として使用されると住民は予想しており、空港の滑走路延長も、より軍備拡大につながると懸念している。
比川集落に隣接し、重要湿地として選定されている樽舞湿地には、トンボ類をはじめとして、水生・半水生昆虫が多数生息する貴重な湿地である。
狭い島の中で基地面積を拡大し、自然を軽んずる計画を住民合意もなく進めることがないよう強く求める。また、与那国町の自然環境を壊し、住民の避難、疎開の準備までもが必要な現状に関して沖縄県の見解を求める。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 島の自然や存在が明らかになると期待されるサガムトゥ村遺跡などが軍事で侵されることのないよう、保護すべきものを明らかにし、新たな基地建設の前には環境アセスメントや調査を実施すること。 |