陳情文書表

受理番号第17号 付託委員会米軍基地関係特別委員会
受理年月日令和6年1月30日 付託年月日令和6年2月14日
件名 相次ぐ米軍パラシュート降下訓練に関する陳情
提出者嘉手納町議会議長
仲村渠 兼栄
要旨

 令和6年1月19日、米軍はまたしても例外的措置を盾に、嘉手納基地においてパラシュート降下訓練を強行した。午後2時20分頃から降下が開始され、1回目は8人、2回目に6人の兵士が基地内滑走路付近に降下した。一歩間違えれば重大な事故につながりかねず、同基地での降下訓練は周辺住民の平穏な暮らしを脅かすものであり、断じて容認できず強い憤りを禁じ得ない。
 パラシュート降下訓練は原則伊江島補助飛行場での実施が合意されているにもかかわらず、嘉手納基地での同訓練は昨年12月19日に続き2か月連続で行われ、合意以降16回を数える。米軍は同基地で実施する理由について、前回と同じく伊江島補助飛行場の滑走路の不具合の継続等を掲げ、防衛省も例外的な場合に該当するとの認識を示し容認した。しかし、例外的措置をめぐる具体的な運用は全て米軍の裁量に委ねられており、地域住民からは、なし崩し的に実施され常態化しかねないとの声が高まっている。日米両政府に対しては、一日も早い伊江島補助飛行場滑走路の改修に取り組み、改めて例外的措置を撤廃するよう強く求める。
 ついては、町民の生命、財産、安全及び平穏な生活を守るため、下記事項につき配慮してもらいたい。
                  

1 嘉手納基地において米軍パラシュート降下訓練を実施しないこと。
2 平成19年に日米合同委員会で合意された「例外的措置」を撤廃すること。