要旨
令和2年11月16日から19日にかけて、嘉手納基地における連日早朝からのエンジン調整、F15戦闘機等の断続的な離発着、滑走路上を低空で通過する訓練や基地上空での旋回等の飛行訓練により、夜遅くまで激しい騒音をまき散らされ、町民の怒りは爆発寸前である。本町の騒音測定調査によると、騒音被害がひどかった同月17日の騒音発生回数と前年同月の1日平均回数を比較すると、屋良測定局で150回増(約5倍)、嘉手納測定局で128回増(約3.6倍)、兼久測定局で93回増(約4.5倍)と町全域で騒音が激化していることが明らかになった。また、同日の各測定局での最大値は屋良で100デシベル、嘉手納で94.7デシベル、兼久で90.1デシベルを記録した。また、同月16日に横田基地からCV22オスプレイ3機が飛来し、20日には岩国基地からFA18戦闘攻撃機2機が飛来するなど、米軍の嘉手納基地運用は町民の受忍限度をはるかに超えており、断じて看過することはできない。日米両政府は平成18年の米軍再編ロードマップで合意された嘉手納基地の負担軽減に速やかに取り組むべきである。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 騒音防止協定を遵守し、嘉手納基地の騒音軽減を確実に実施すること。
2 嘉手納基地の負担軽減に向けた取組を速やかに実施すること。
3 嘉手納基地への外来機の飛来を中止すること。 |