要旨
令和3年5月26日から31日にかけて、CV22オスプレイ4機が嘉手納基地に飛来し、第353特殊作戦群の新駐機場に駐機している様子が確認された。同型機の嘉手納基地への飛来は、今年3月22日に3機、4月29日に1機、5月13日に2機と今年に入り5度目となる。嘉手納町議会は、CV22オスプレイが飛来するたびに同型機の嘉手納基地への飛来中止及び県内訓練場使用計画の撤回を求める決議を可決し、断固反対の意思を表明してきた。それにもかかわらず、このような度重なる飛来はもはや嘉手納基地における恒常的運用にほかならず、強い憤りを禁じ得ない。米軍は「第353特殊作戦群に所属し横田基地に配属されているCV22オスプレイは、嘉手納基地に配備されている他の特殊作戦群部隊と訓練を行わなければならないため、定期的に嘉手納基地に飛来する」としているが、飛来目的及び滞在期間等の詳細は明らかにしていない。
同型機の訓練拠点として嘉手納基地が運用されれば、訓練激化に伴い騒音被害等が増大することは必至である。さらに空軍の特殊作戦という過酷な条件下で使用されるため墜落など重大事故が危惧されることから、断じて容認できない。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 嘉手納基地へのCV22オスプレイの飛来を中止すること。
2 CV22オスプレイの県内訓練場使用計画を撤回すること。 |