陳情文書表

受理番号第5号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和5年12月25日 付託年月日令和6年2月14日
件名 一般県道石垣空港線(アクセス道路)の早期開通を求める陳情
提出者石垣市議会議長
我喜屋 隆次
要旨

 沖縄県が新石垣空港の開港に合わせ、国道390号の交通量を緩和するため整備を進めてきた一般県道石垣空港線(アクセス道路)は、当初平成28年度開通予定であったが、用地取得難航などの理由でこれまでに4度も延期されており、一部は開通したものの、いまだ全面開通はされていない。県議会の令和5年11月定例会では、「2020年代後半の全線供用」という5度目の延期をうかがわせる答弁もあった。
 開港から10年が経過し、開港前の平成24年には約1400台だったレンタカーも、約3600台と約2.5倍に増加しており、国道390号では空港を往来する車両による混雑や事故が発生している。大浜、宮良、白保の各集落では同国道を生活道路として利用しており、生活環境に多大な影響が出ている。アクセス道路が開通すれば、空港から市街地までの所要時間が大幅に短縮される見込みとなっており、市民は一日も早い全面開通を望んでいる。また、旧空港跡地利用の都市計画においても重要な役割を担っている。観光客も戻り、石垣市の人口は5万人を突破した。経済が回復基調にある中、開港から10年経過してもアクセス道路が開通していないことは、交通の安全面や物流に悪影響を及ぼしている。
 ついては、これ以上の開通延期を回避し、一日も早くアクセス道路を全面開通するよう配慮してもらいたい。