要旨
令和3年8月25日にCV22オスプレイ2機及び米海軍用のCMV22オスプレイ3機が、同月27日にCV22オスプレイ1機が嘉手納基地に飛来した。CV22オスプレイの同基地への飛来は今年に入り6度目で、CMV22オスプレイの飛来は国内初である。嘉手納町議会は、CV22オスプレイが飛来するたびに同基地への飛来中止及び横田飛行場配備に関する環境レビューによる県内訓練場使用計画の撤回を求めてきたが、このような度重なる飛来はもはや同基地の恒常的運用にほかならず、強い憤りを禁じ得ない。また、オスプレイの安全性を不安視し重大事故を危惧する声がある中、8月12日に普天間飛行場所属MV22オスプレイが訓練所から同飛行場に戻る途中、パネル及びブレードフェアリングと呼ばれる部品の一部を落下させる事故が起きた。落下場所も不明な上、事故原因の究明や再発防止策の公表がないまま、米軍は事故発生の翌日にはMV22オスプレイの訓練を再開させた。本町でもMV22オスプレイや他機種のヘリが住宅地上空を飛行する様子が度々確認されており、米軍の整備点検・安全管理体制の欠如及び軍事訓練を最優先する姿勢に対し、町民からは不安と怒りの声が高まっている。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 嘉手納基地へのCV22オスプレイ等の飛来を中止すること。
2 CV22オスプレイの県内訓練場使用計画を撤回すること。 |