陳情文書表

受理番号第66号 付託委員会米軍基地関係特別委員会
受理年月日令和4年4月27日 付託年月日令和4年6月14日
件名 那覇軍港での軍事訓練の中止を求める陳情
提出者沖縄県女性団体連絡協議会
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要旨


 在沖米海兵隊は、2月8日から13日まで、県や那覇市が中止を求める中、CH53大型輸送ヘリやMV22オスプレイを使用した軍事訓練を那覇軍港で行った。さらに同月3日から7日には、これと一体に遠征前方基地作戦に基づく海兵隊と海軍の1万人規模の軍事訓練を沖縄近海で実施し、自衛隊も参加している。また、11月には宜野湾市の住宅街でオスプレイから水筒が落下するなど、米軍による事件・事故が多発しており、このような県民の命や生活を無視して訓練を強行する米軍に強い憤りと不安を覚える。米海兵隊は今後も那覇軍港での訓練を示唆しており、軍事訓練使用の恒常化が危惧される。同軍港は那覇市の市街地にあり、団地、ホテル、大型店舗等も近隣し、目前には那覇空港があり隣接する道路を多くの県民や観光客が行き交うことから、事件・事故が起こると大惨事となる。現在、ロシアによるウクライナ侵攻で真っ先に軍事基地が爆撃され、罪もない多くの市民の命が奪われており、有事には真っ先に基地が狙われることは明らかである。
 ついては、県が国に対し下記事項につき強く要請するよう配慮してもらいたい。
                 

1 那覇港湾施設(那覇軍港)における海兵隊の軍事訓練を即時中止すること。
2 住民を見殺しにする日米共同軍事計画を撤回し、これに基づく訓練を中止すること。
3 那覇港湾施設の浦添移転計画を撒回し、即時無条件返還すること。