要旨
国民体育大会は、我が国最大のスポーツの祭典として、広く国民の間にスポーツを普及し、スポーツ精神を高揚して国民の健康増進と体力の向上を図るなど、国民生活を明るく豊かにしようとするものである。
沖縄県では、本土復帰を記念する特別大会として昭和48年に「若夏国体」が、昭和62年には復帰15周年を記念して第42回大会「海邦国体」が開催され、男女総合優勝「天皇杯」を獲得した。このことは、県民に夢と感動を与え、郷土意識の高揚等につながり、本県のスポーツ発展の礎となった。
再び同大会を本県へ招致することは、スポーツ振興はもとより、次代を担う子供たちに夢と希望や感動を与えるとともに、地域経済の活性化、観光の振興など郷土の発展に大きく貢献するものであり、「スポーツアイランド沖縄」の形成を目指す本県にとって、極めて意義深いものとなる。
ついては、2巡目大会の締めくくりとなる令和16年(2034年)第88回国民スポーツ大会が本県で開催されるよう配慮してもらいたい。
また、同大会を招致する際の日本スポーツ協会会長及び文部科学大臣宛て提出する開催要望書には、県民の代表である県議会の決議書も併せて提出する必要があることから、県議会において、同大会の招致を求める決議を可決するよう配慮してもらいたい。 |