陳情文書表

受理番号第202号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和2年11月25日 付託年月日令和2年12月8日
件名 闘鶏を禁止する条例の制定を求める陳情
提出者糸満市議会議長
大田 守
要旨


 糸満市内において傷ついた軍鶏(タウチー)が遺棄される事例が発生し、市内在の動物保護施設において、本年9月現在で90羽程度の軍鶏が保護されており、本市において闘鶏を禁止する条例を制定するよう動物保護施設関係者から要請があった。本市議会では、その実情を看過することはできず、令和元年12月定例会で取り上げ、要請者への聞き取りや保護施設の視察を行った。また、県や県警察本部へ質問書を提出し調査を行うとともに、市内での闘鶏行為の実態について情報収集に努めてきた。それらを踏まえ、動物の愛護及び管理に関する法律が制定されている中で、各市町村が独自の条例を制定することが可能または望ましいのか、10か月余り議論し、闘鶏を禁止するためには、一自治体ではなく県内全体を対象とした条例制定しかないとの結論に至った。なお、全国においては、北海道・東京都・神奈川県・石川県・福井県で闘鶏等を禁止する条例が制定されており、都道府県単位での禁止条例の制定は可能と考える。また、この問題は、遺棄された軍鶏や興奮をあおるための薬物を投与された軍鶏が感染症や有害な病原菌に冒されている可能性もあり、本市の畜産等に悪影響を与えかない。さらに、SNS上で軍鶏または闘鶏と検索すると沖縄県糸満市が数多く表示され、今後の観光産業にも風評被害が起こりかねない。
 ついては、闘鶏の実態調査や遺棄・虐待の抑止に対する広報なども行い、闘鶏を禁止する条例を制定するよう配慮してもらいたい。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者知事
報告内容

(処理経過及び結果)
 陳情令和2年第194号に同じ。