要旨
沖縄県におけるサトウキビ栽培は、生産農家への安定した所得確保をはじめ、製糖業を通した雇用機会の確保や運送等の関連産業への貢献など、経済波及効果は極めて大きい。しかし、本島唯一の製糖工場(ゆがふ製糖株式会社具志川工場)で老朽化による操業トラブルが相次ぐなど、生産者は、サトウキビ栽培継続に大きな不安を抱えている。我々生産者が安心して生産に取り組むためには、製糖工場の安定操業が不可欠である。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 沖縄本島製糖工場の新工場建設の早期実現について
沖縄本島製糖工場の新工場建設に向けて早急に取り組むこと。その際、建設用地と事業費の確保について、工場建設の取組に支障が生じないよう、県の支援体制を構築すること。
2 本島地区のサトウキビ生産振興について
高齢化の進展や機械化一貫体系の整備が遅れている本島地区のサトウキビ生産について、安定した原料を確保するためにも、作業受託体制の整備や安定的な種苗供給の仕組みを構築するとともに、サトウキビ生産基盤の強化に向けた取組を強力に推進すること。 |