陳情文書表

受理番号第54号の3 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和2年5月13日 付託年月日令和2年6月30日
件名 令和2年度「離島・過疎地域振興に関する要望事項」に関する陳情
提出者沖縄県離島振興協議会
会長 宮里 哲外1人
要旨


 離島・過疎地域の振興に関する下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 離島・過疎地域が継続的もしくは一時的にでも無医地区となることのないよう医師等医療従事者の安定的な確保について支援すること。
2 離島・過疎地域における医師及び医療従事者の生活及び労働環境の整備並びに診療所の管理運営等の支援強化を図ること。
3 特定町村の地域保健活動を推進する人材確保・資質向上等について
(1)保健師の安定した確保・定着についてさらなる支援を行うこと。
(2)新任保健師等に対し地域実情に応じた現任教育等、資質の向上について引き続き全面的支援を行うこと。
(3)保健師の過重な負担を軽減するため、複数配置されるよう支援すること。
(4)保健師の確保及び資質の向上が図られるよう財政支援を行うこと。
4 全市町村の水道事業広域化を早急に図ること。
5 住宅宿泊事業について、各集落の生活環境保全のため、都市計画区域外においても制限等の対策を行うこと。
6 国頭村、大宜味村及び東村を用水供給市町村に含め、水道広域化等を推進すること。
7 離島・過疎地域の県立高等学校の再編計画を見直し、それぞれの高等学校の長所を伸ばし、地域と連携した魅力ある高等学校づくりを推進すること。
8 安定した医師確保ができ、北部市町村の医療が充実するよう、村立の診療所への医師派遣制度を適用するとともに医療従事者の職員宿舎の整備を行うこと。
9 県立の北部寮について、台風時でも寮で過ごせるよう規約変更を行うこと。
10 北部広域市町村圏事務組合が管理する北部合同寄宿舎(さくら寮)の寮費を軽減すること。
11 離島高校生修学支援費制度の補助率及び上限額を引き上げ、教育の機会均等の観点からさらなる支援制度を拡充すること。
12 離島の安定給水のため、水道広域化の一環として水道事業を統合すること。
13 居住離島市町村での出産が困難な離島地域の妊産婦及び本島の医療機関に通院する必要がある難病患者が、長期滞在できる安価な宿泊施設を整備すること。
14 八重山平和祈念館の設置に引き続き、座間味村にも同様の分館を設置すること。
15 離島の児童生徒の選手派遣支援事業について、将来にわたって継続する制度を創設すること。
16 離島に住む県立高等学校の生徒が教育活動に参加する際に係る移動経費の支援について、早急に拡充すること。
17 障害福祉分野における専門職を新たに島外から雇用する際に係る経費の補助や研修受講に要する渡航費等の補助について、沖縄県地域医療介護総合確保基金事業と同様な事業を障害福祉分野でも実施すること。
18 医療的ケア児が利用できるショートステイ施設の設置について、県立八重山病院での併設に向けた検討を行うこと。
19 学校の部活動において県内外へ派遣引率を行う教員の派遣費について、教員の個人負担が生じないよう、全額補助すること。
20 文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」において、市立小学校及び中学校に在籍する児童生徒1人につき1台のタブレット型端末を整備するにあたり、県内離島市町村の整備計画台数を県で取りまとめ、一括して調達・分配すること。また、将来における機器更新時に、更新に係る費用を補助すること。
21 県立八重山病院附属診療所の常駐医師及び看護師の安定かつ持続的確保を図ること。
22 将来的な安心・安全な水の確保及び安定給水について県民がひとしく恩恵を受けられるよう、県営による離島水道事業の広域化を図ること。
23 与那国町における埋蔵文化財専門職員の募集及び配置について支援すること。