要旨
沖縄県はスポーツが盛んで、様々な競技で全国においても優秀な成績を収めており、児童生徒の活躍は目覚ましく、そのままプロ選手として活躍する選手も数多くいる。殊離島においても、恵まれた自然環境で育った子供たちは身体能力が高く、全国で活躍する選手や、県代表チームに選ばれる選手も出ている。
しかし、県代表チームに選出されると、沖縄本島で行われる合同練習に数か月間にわたり毎週参加しなければならず、多額の費用がかかることを理由に、代表候補の段階で辞退するケースも少なくない。石垣市としても一括交付金を活用して、渡航費補助として8000円(石垣-那覇往復、約2万2000円)、宿泊費4000円を支援しているが、保護者の負担は計り知れない。
人口の少ない離島から沖縄県代表として活躍することは島の誇りであり、その経験は本人にとっても今後の人生に大きな影響を与える可能性もある。大人の責務として、子供たちが経験する、そして成長する機会を奪ってはならない。
ついては、離島の児童生徒が金銭的な負担を理由に代表を辞退することがないよう、沖縄県代表となった離島の児童生徒への派遣費用の補助を検討するよう配慮してもらいたい。 |