陳情文書表

受理番号第41号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和4年3月7日 付託年月日令和4年3月16日
件名 令和4年度宮古島に係る予算の確保並びに受注機会の拡大確保に関する陳情
提出者一般社団法人 沖縄県建設業協会宮古支部
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要旨


 宮古島における建設産業は、地域経済及び雇用を下支えする重要な基幹産業であるが、一昨年から続く新型コロナウイルス感染症の拡大は、県内観光産業に大打撃を与え、民間需要の落ち込みにより関連産業をはじめ我々建設産業への影響も出始めている。宮古島での地域景況も一変し、建設産業も極めて厳しい経営状況にさらされている。
 そのような中、公共投資による地域経済の下支えが不可欠であり、県発注の「宮古地区農業農村整備事業」は、真に地域経済及び雇用を支える重要な事業であり、島内建設業者は大きな期待を寄せている。
 しかし、令和3年度県発注事業においては、発注規模の拡大により島内建設業者の受注機会が減少し、地域建設業の経営悪化を招いている。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 発注規模の拡大を最小限にし、島内建設業者の受注機会を拡大確保すること。
2 1.5億円以上となる工事規模において、土木Aランク業者を上位ランク枠に組み入れ受注機会を拡大確保すること。
3 円滑な事業遂行のため、宮古農林水産振興センターへの職員増員等の支援対応を図ること。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者知事
報告内容

(処理経過及び結果)
1及び2について
  県では、公共工事の発注に当たっては、「県内企業への優先発注及び県産品の優先使用基本方針」に基づき、宮古管内や八重山管内などの地域要件を設定する方法により、地元企業への受注の確保に取り組んでおります。
  なお、県が発注する工事については、「建設工事入札参加資格審査及び業者選定等に関する規程」により発注金額に対する等級格付けを行っており、1億5千万円以上の土木工事は特Aランクの業者が選定対象となっております。
 県としましては、工事内容や現場条件等を勘案し、可能な限り、分離・分割発注を行うとともに、大規模な工事についても共同企業体方式により、地元企業の受注機会の確保に努めているところです。

3 宮古圏域の農業農村整備事業を担う宮古農林水産振興センター農林水産整備課には、同事業を所管する出先事務所の中で最も多い職員数が配置されております。
  県としましては、今後とも各出先事務所の予算、事業内容、圏域の課題等を勘案し、円滑な業務遂行に努めてまいります。