陳情文書表

受理番号第124号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和5年9月6日 付託年月日令和5年9月26日
件名 北山高校駅伝部の基礎調査に関する陳情
提出者*****
要旨


 県立北山高校駅伝部における、選手間の自主的な代表選手選考のための話合いにおいて、いじめがあったとされる基礎調査の報告書は、事実と異なる内容が多いが県教育委員会はこれを最終とし、関係者からの異議申立てを受け付けなかった。報告書の内容は元保護者の主張が大半で、いじめたとされる生徒の主張が反映されておらず、基礎調査を基に開かれた県いじめ対策委員会ではいじめと認定され、文教厚生委員会に報告されたことは極めて遺憾である。
 この問題は、北山高校駅伝部の元保護者が自分の家族のルールを部活に持ち込んだことが起因となっており、監督との対立も地元議会でも取り上げられ、広く知られることとなった。また、元保護者は監督に関し名誉を傷つけるようなことを吹聴したり、公共施設においても練習している他の児童をどなるなど、施設の利用者に不安を与えている。県教育委員会は元保護者からの次々と来る圧力に屈し、基礎調査はその意向に沿ったものだったと考えられる。
 部員による自主的な話合いの中で、いじめの被害者とされる元部員の発言に他の生徒たちは恐怖を感じており、その生徒たちがいじめたとするのはおかしい。加害者とされる生徒の一人は心身に不調を来し、基礎調査委員会に診断書を提出したが、そのことは報告書に反映されていない。このいじめ問題は明らかなぬれぎぬであり、このままでは全国を目指し純粋に駅伝に取り組んでいた生徒たちを「いじめの加害者」として一生を送らせることになり、あってはならない。事実を公表してほしい。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 県教育委員会は正式な第三者委員会を立ち上げ、事件のそもそもの原因から公正公平な調査をすること。
2 県教育委員会は基礎調査報告書と異議申立ての内容を公表すること。
3 県教育委員会は元保護者の不祥事を調査し対応すること。
4 県教育委員会はこの事件で職を辞するなどの二次被害に遭った人たちの名誉
 回復に努めること。
5 県教育委員会は相手方がいじめの加害者であり被害者であることの詳細な説明をすること。
6 県教育委員会は部活外部指導者の資格基準を設定すること。