陳情文書表

受理番号第210号 付託委員会米軍基地関係特別委員会
受理年月日令和2年11月30日 付託年月日令和2年12月9日
件名 東村高江ヘリパッドの使用中止等を求める陳情
提出者「ヘリパッドいらない」住民の会
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要旨


 去る11月2日、北部訓練場で突然大演習が始まった。演習は新しく提供されたヘリパッド(N1、H、G地区)周辺で行われ、朝6時台から森に銃声が鳴り響き集落内まで大きく聞こえた。新基地の本格運用が始まり、訓練場の機能が強化され危険・騒音など負担が増大したことを実感した。現在、ヤンバルの森の世界自然遺産登録を目指しているが、基地が隣接するような形で環境保全できるとは思えない。H、G地区周辺はノグチゲラやヤンバルクイナなどの巣が多数確認される数少ない場所であり、このような場所でオスプレイの離着陸訓練やゲリラ訓練が激化しては生き物たちはすむことなどできない。今、琉球弧に自衛隊の基地がどんどん造られ軍事化が進んでおり、この状況は沖縄戦時、住民が戦闘に巻き込まれ犠牲となった状況に似ている。県は米軍基地問題に関する万国津梁会議を開き、沖縄21世紀ビジョン基本計画にも万国津梁の実現を掲げているが、これらの取組は単なる飾りではなく、軍事基地の撤廃・縮小を進めていく必要がある。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 集落上空の飛行訓練を禁止すること。
2 集落に一番近いN4地区のヘリパッドの使用を中止し即時撤去すること。
3 新しく造られた6か所のヘリパッドの使用を中止し撤去すること。
4 北部訓練場を全面返還すること。