要旨
観光客を含む不特定多数の乗客が利用する路線バスにおいて、運転士は乗客からの感染拡大の第2波、第3波に備え、さらなる対策が必要である。
4月22日に判明した沖バス運転士のコロナウイルス感染については、いまだに感染経路は不明であり、感染するリスクに常にさらされており、業務中に感染した可能性も拭い切れない。
今後、運行業務中の感染が判明した場合、会社側の対策が不十分として、運転士側から訴えられる可能性も考えられる。
運転士の感染により体調が急変した場合、重大事故につながるおそれもある。
ついては公共交通機関の担い手を守り、乗客の安全を確保する観点から、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 県において、路線バスの運転席周囲へのビニールシート設置にかかる予算(1台当たり約1000円)を補助し、運転士、乗客双方の飛沫感染リスク対策を行うこと。また、既に設置、検討している事業者に対しても補助を行うこと。
2 路線バス各社において、運転席後方の座席封鎖を行っているが、県において、最前列左側座席についても封鎖すること。 |