陳情文書表

受理番号第35号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和4年2月28日 付託年月日令和4年3月16日
件名 設計価格変更に関する陳情
提出者海邦砂利採取輸入事業協同組合
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要旨


 ここ1年間のA重油及び軽油等の価格は、令和2年5月の底値以来、約2倍強の値上がりとなっている。昨今の世界情勢でOPECプラスの大幅な増産も見送られ、脱炭素の急速な流れの中、原油価格の値下がりは当面見られない。
 砂利採取業界における砂利採取方法について、沖縄県は本土と違い、山砂・川砂の採取はなく、砂利採取船での海砂採取のみである。このような状況で、燃料がさらに高騰すれば、もはや企業努力だけでは値上がり分を吸収できないことは明白である。しかも、設備投資において、海砂採取は、重機を買い替える山砂・川砂採取と異なり、船舶建造のために20億円から25億円以上の造船費がかかるところ、県内で稼働する砂利採取船は、4隻とも建造から既に25年以上がたち、順次、廃船を迎える時期が近づいている。
 このため、備蓄海砂の野積み場における一般販売価格について、現行の養浜用白砂1立方メートル3500円から1000円増の4500円への値上げを4月1日より予定している。
 ついては、公共工事における養浜用白砂の積算単価を次年度から4500円とするよう配慮してもらいたい。