陳情文書表

受理番号第58号 付託委員会総務企画委員会
受理年月日令和4年4月11日 付託年月日令和4年6月14日
件名 国民の祝日「海の日」を7月20日に固定化する意見書を提出するよう求める陳情
提出者海事振興連盟
*********
要旨


 国民の祝日「海の日」は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨として、平成7年に制定された。海の日は、昭和16年に制定された海の記念日を基に制定されており、同記念日は、明治9年に明治天皇が東北地方に巡幸した際、灯台視察船「明治丸」で航海し、同年7月20日に横浜港に無事入港したことを記念して制定されたものである。また、第1回海の日である平成8年7月20日は、海洋法に関する国際連合条約が我が国において発効した日であり、平成19年7月20日は海洋基本法が施行された日でもある。このように、当初海の日とされた7月20日は、海洋国家日本の礎となる記念すべき日である。
 しかし平成15年以降、いわゆるハッピーマンデー制度により、海の日は7月の第3月曜日になり、毎年その日にちが変動する祝日となった。かつて7月20日から31日までを海の旬間とし、各地方自治体で様々な行事が活発に開催されていたが、同制度以降は海の旬間が設定できなくなり、行事も活発に開催されているとは言い難い。
 海の日を固定化することにより、国民一人一人が海をめぐる様々な状況に思いをはせ、海の日の趣旨に思いを致す機運を盛り上げることが極めて重要である。
 ついては、現在7月の第3月曜日とされている国民の祝日「海の日」について、その制定趣旨等に鑑み、当初の7月20日に固定化することを求める意見書を内閣総理大臣宛て提出するよう配慮してもらいたい。