本委員会に付託された事件
１ 甲第25号議案 平成12年度沖縄県一般会計補正予算（第３号）
２ 甲第26号議案 平成12年度沖縄県農業改良資金特別会計補正予算（第２号）
３ 甲第27号議案 平成12年度沖縄県下水道事業特別会計補正予算（第２号）
４ 甲第28号議案 平成12年度沖縄県中城湾港（新港地区）臨海部土地造成事業特別会計補正予算（第１号）
５ 甲第29号議案 平成12年度沖縄県宜野湾港整備事業特別会計補正予算（第１号）
６ 甲第30号議案 平成12年度沖縄県産業振興基金特別会計補正予算（第２号）
７ 甲第31号議案 平成12年度沖縄県中城湾港(新港地区)整備事業特別会計補正予算（第１号）
８ 甲第32号議案 平成12年度沖縄県中城湾港マリン・タウン特別会計補正予算（第１号）
９ 甲第33号議案 平成12年度沖縄県公共用地先行取得事業特別会計補正予算（第１号）
10 甲第34号議案 平成12年度沖縄県中城湾港（泡瀬地区）臨海部土地造成事業特別会計補正予算（第１号）
11 甲第35号議案 平成12年度沖縄県病院事業会計補正予算（第２号）
○宮平永治委員長 ただいまから予算特別委員会を開会いたします。
甲第25議案から甲第35号議案までの補正予算11件を一括して議題といたします。
休憩いたします。
午後１時30分休憩
午後１時31分再開
○宮平永治委員長 再開いたします。
ただいまの議題となっております各議案に対する質疑は終結しておりますので、これより採決を行いますが、その前に、各議案に対し意見、討論等はありませんか。
玉城ノブ子委員。
○玉城ノブ子委員 甲第34号議案に反対の立場を表明いたします。
この議案は、中城湾港（泡瀬地区）臨海部土地造成事業の調査費として、９月補正で840万円計上されているが、補正予算計上の段階で我が党は、次のような問題点を指摘し、見直しを要求いたしました。
埋立開発地内にある泡瀬干潟は、沖縄本島内に現存する干潟の中では最大級であります。
稚魚の育成場としても機能している優良漁場であり、広大な埋立事業は貴重な千潟や優良漁場をつぶすことになること。
また、埋立後は、県や市に有償譲渡され、４つのホテル、多目的広場、小型船舶用の埠頭、スポーツレクレーション等など、一大リゾート拠点づくりとして計画されております。
しかし、これらは、いずれもバブル期につくられた計画であり、全国で失敗し、破たんしている開発手法を繰り返そうとしていると言わなければなりません。
また、同事業計画内にある米軍泡瀬通信基地の制限水域を解除し、埋め立て造成後に、改めて米軍に土地を提供する動きもあり、埋め立て造成後、30ヘクタールが提供され、米軍との共同使用するというものであります。
それは、新たな米軍基地の提供であります。
以上、環境問題や跡地利用の間題、新たな基地提供の問題等、住民合意も得ないまま、事業が進められようとしていることに対し、我が党は問題点を指摘し、事業の見直しを要求いたしました。
しかし、関係住民との合意をうるための努力をしようとせずに、住民の意思を無視して、事業を推進しようとすることは絶対に容認することはできません。
さらに、この予算は、９月補正で計上された予算であります。
当然、年度内に執行すべき予算であったにもかかわらず、予算執行ができなかったということは、予算の効率的運用からしても、いかにずさんで無責任な予算計上であったかということを厳しく指摘せざるを得ません。よって、我が党は、甲第34号議案に反対いたします。
○宮平永治委員長 ほかに意見、討論等はありませんか。
（「なし」と呼ぶ者あり）
○宮平永治委員長 意見、討論等なしと認めます。
これより、各議案の採決を行います。
甲第25号議案から甲第33号議案まで、及び甲第35号議案の10件について、一括して採決をいたします。
お諮りいたします。
ただいまの議案10件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
（「異議なし」と呼ぶ者あり）
○宮平永治委員長 御異議なしと認めます。
よって、甲第25号議案から甲第33号議案まで、及び甲第35号議案の10件は、原案のとおり可決されました。
次に、甲第34号議案平成12年度沖縄県中城湾（泡瀬地区）臨海部士地造成事業特別会計補正予算（第１号）は挙手による採決いたします。
なお、可否いずれも挙手はない者は、否とみなします。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
○宮平永治委員長 挙手多数であります。
よって、甲第34号議案は原案のとおり可決されました。
以上で、補正予算の審査は終了いたしました。
次回は、３月９日金曜日、午前10時から委員会を開き、平成13年度予算の審査を行います。
本日はこれにて散会いたします。
午後１時36分散会