予算特別委員会



開会の日時、場所
 年月日  平成30年3月23日(金曜日)
 開 会  午前10時0分
 散 会  午前10時23分
 場 所  第7委員会室
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本日の委員会に付した事件
1 甲第1号議案 平成30年度沖縄県一般会計予算
2 甲第2号議案 平成30年度沖縄県農業改良資金特別会計予算
3 甲第3号議案 平成30年度沖縄県小規模企業者等設備導入資金特別会計予算
4 甲第4号議案 平成30年度沖縄県中小企業振興資金特別会計予算
5 甲第5号議案 平成30年度沖縄県下地島空港特別会計予算
6 甲第6号議案 平成30年度沖縄県母子父子寡婦福祉資金特別会計予算
7 甲第7号議案 平成30年度沖縄県下水道事業特別会計予算
8 甲第8号議案 平成30年度沖縄県所有者不明土地管理特別会計予算
9 甲第9号議案 平成30年度沖縄県沿岸漁業改善資金特別会計予算
10 甲第10号議案 平成30年度沖縄県中央卸売市場事業特別会計予算
11 甲第11号議案 平成30年度沖縄県林業・木材産業改善資金特別会計予算
12 甲第12号議案 平成30年度沖縄県中城湾港(新港地区)臨海部土地造成事業特別会計予算
13 甲第13号議案 平成30年度沖縄県宜野湾港整備事業特別会計予算
14 甲第14号議案 平成30年度沖縄県国際物流拠点産業集積地域那覇地区特別会計予算
15 甲第15号議案 平成30年度沖縄県産業振興基金特別会計予算
16 甲第16号議案 平成30年度沖縄県中城湾港(新港地区)整備事業特別会計予算
17 甲第17号議案 平成30年度沖縄県中城湾港マリン・タウン特別会計予算
18 甲第18号議案 平成30年度沖縄県駐車場事業特別会計予算
19 甲第19号議案 平成30年度沖縄県中城湾港(泡瀬地区)臨海部土地造成事業特別会計予算
20 甲第20号議案 平成30年度沖縄県公債管理特別会計予算
21 甲第21号議案 平成30年度沖縄県国民健康保険事業特別会計予算
22 甲第22号議案 平成30年度沖縄県病院事業会計予算
23 甲第23号議案 平成30年度沖縄県水道事業会計予算
24 甲第24号議案 平成30年度沖縄県工業用水道事業会計予算
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出席委員                    
 委員長 当 山 勝 利君           
 副委員長 新 垣   新君           
 委   員 末 松 文 信君  具志堅   透君 
座喜味 一 幸君  仲 田 弘 毅君 
翁 長 政 俊君  亀 濱 玲 子さん
照 屋 大 河君  崎 山 嗣 幸君 
大 城 一 馬君  新 垣 光 栄君 
平 良 昭 一君  新 垣 清 涼君 
比 嘉 瑞 己君  西 銘 純 恵さん
上 原   章君  糸 洲 朝 則君 
大 城 憲 幸君           
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○当山勝利委員長 ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。
 甲第1号議案から甲第24号議案までの当初予算議案24件についてを一括して議題といたします。
 ただいまの議案の質疑については全て終結し、採決を残すのみとなっております。
 休憩いたします。

   (休憩中に、議案の採決の順序及び方法について協議を行った。)

○当山勝利委員長 再開いたします。
 仲田弘毅委員。

○仲田弘毅委員 甲第1号議案平成30年度沖縄県一般会計予算に対する修正動議を提出いたします。
 事務局より修正案の配付をお願いいたします。
 ただいま配付いたしました甲第1号議案に対する修正案をごらんください。
 平成30年度沖縄県一般会計予算の一部を次のように修正いたします。
 第1条の第1表歳入・歳出予算の中から、歳出(款)2総務費を639億4237万9000円に、(項)1総務管理費を175億8615万8000円に、(款)14予備費及び(項)1予備費をそれぞれ2億7900万5000円に改める。
 なお、歳入合計、歳出合計は変わりません。
 また、詳細につきましては、添付の修正後の平成30年度第3回沖縄県議会(定例会)議案(その1)及び修正予算説明書(抜粋版)をごらんいただきたいと思います。
 次に、修正内容について、簡単に御説明を申し上げます。
 修正内容は、知事公室所管の(事項)基地対策業務費の知事訪米のための(節)特別旅費782万6000円と、(事項)基地対策調査費の中のワシントン駐在員活動事業費7122万9000円との合計、7905万5000円を減額し、予備費に同額を増額するものであります。
 次に、提案理由について簡単に申し上げます。
 ワシントン駐在員の活動は、4年目の事業であります。その間、一般質問や常任委員会等で議論がなされてきておりますが、かかる経費に対する効果、いわゆる費用対効果等の説明がしっかりとなされていない。そして、訪米の成果の内容も私たち議員団との食い違いなどがあり、しっかりと説明をお願いしたい。このようなことから、関連予算を削除する修正案を提出いたします。
 委員各位の御賛同をよろしくお願いいたしまして、修正動議といたします。

○当山勝利委員長 ただいま、甲第1号議案平成30年度沖縄県一般会計予算に対する修正動議が提出されました。
 なお、修正案は、お手元に配付してあるとおりであります。
 それでは、まず、甲第1号議案平成30年度沖縄県一般会計予算に対する修正案を議題といたします。
 提案理由説明は、省略いたします。
 これより、甲第1号議案の修正案に対する質疑を行います。
 なお、質疑・答弁に当たっては、挙手により委員長の許可を得てから行い、重複することがないように簡潔にお願いいたします。
 質疑はありませんか。

   (「質疑なし」と呼ぶ者あり)

○当山勝利委員長 質疑なしと認めます。
 以上で、甲第1号議案の修正案に対する質疑を終結いたします。
 これより、甲第1号議案の採決を行いますが、その前に意見・討論等はありませんか。
 比嘉瑞己委員。

○比嘉瑞己委員 ただいまの修正案に反対をする立場から討論を行います。
 修正案の内容は、知事の訪米活動とワシントン事務所の予算を削除するというものでしたが、このワシントン事務所の役割は、今後ますます重要になってきます。この間、沖縄の基地問題に関連する情報の収集、また沖縄の正確な状況等を情報発信する上で大きな役割を果たしてきました。平成27年度の設置から米国政府の関係者との面談は延べ668人に上っています。その中でもワシントン事務所が米国の法律であります外国代理人登録法―FARAを取得したことは大変重要な意味を持ちました。このFARAに基づく活動で123人の方々と面談を行っています。このFARAは、アメリカの世論あるいは政策等に影響を与えようとする団体が、アメリカの法律に基づいて登録されるものですが、沖縄のワシントン事務所が登録されたということは画期的なことだと思います。こうした米国政府公認の活動によって沖縄の主張をアメリカにしっかりと情報発信したことは、費用対効果ではかり知れないほどの成果を上げていると思います。例えば、連邦議会の調査局の報告書に沖縄の現状が詳しく明記されることになりました。また、米国政府監査院の報告―GAOの情報をいち早く沖縄に伝えきれたのもワシントン事務所あっての成果だと思います。また昨年度は、相次ぐ米軍関係の事件・事故が起こりましたが、その際にもワシントン事務所が迅速に米政府に抗議行動を行っていると。こうしたことでしっかりと沖縄の声が届いているということが言えると思います。現在、辺野古をめぐる現状では、活断層の問題あるいは軟弱地盤の問題など、大きな問題が起きています。この中で知事が訪米して、しっかりと沖縄の声を発信していくことはますます重要でありますので、修正案には賛成いたしかねます。

○当山勝利委員長 ほかに意見・討論等はありませんか。
 新垣新委員。

○新垣新委員 修正案に対する賛成の立場から討論を行います。
 まず、我が沖縄・自民党会派は去年の10月にワシントン事務所を見に行き、ペンタゴンにおいて政府高官とも意見交換を行ってきました。やはり、この基地問題におきましては、日本政府を中心とした形でないと交渉の窓口にはなれないのです。そしてワシントン事務所を置くことによっての成果もない、効果もない。ただ、引退した人と会っただけ。そういう形では無駄遣いの予算になりかねない。きのうの文教厚生委員会でも審査がありましたが、毎年8000万円の予算をつけるならば、400万円の夜間中学校に予算を投資するべきだと私は強く主張いたしました。これ以上、県民の税金を無駄遣いしてはいけない。もし、米国と交渉をするならば、日本政府と外務大臣、防衛大臣、内閣総理大臣とともに交渉を行わないと、米国は相手をしないと。これは完全な無駄遣いと思い、修正案に賛成の立場から委員各位の賛同をお願い申し上げまして、私の討論を終わります。

○当山勝利委員長 ほかに意見・討論等はありませんか。

   (「意見・討論等なし」と呼ぶ者あり)

○当山勝利委員長 意見・討論等なしと認めます。
 以上で、意見・討論等を終結いたします。
 休憩いたします。

   (休憩中に、上原委員から修正案に対する会派内調整のための休憩の申し出があり、了承された)

   午前10時12分 休憩
   午前10時20分 再開

○当山勝利委員長 再開いたします。
 これより、甲第1号議案平成30年度沖縄県一般会計予算を採決いたします。
 まず、本案に対して仲田弘毅委員から提出された修正案について採決いたします。
 本修正案は、挙手により採決いたします。
 なお、挙手しない者は、これを否とみなします。
 お諮りいたします。
 本修正案に賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)

○当山勝利委員長 挙手少数であります。
 よって、本修正案は、否決されました。
 ただいま、修正案は否決されましたので、甲第1号議案の原案について、採決いたします。
 本案は、挙手により採決いたします。
 なお、挙手しない者は、これを否とみなします。
 お諮りいたします。
 原案に賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)

○当山勝利委員長 挙手多数であります。
 よって、甲第1号議案案は、原案のとおり可決されました。
 次に、甲第2号議案から甲第24号議案までの当初予算議案23件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 ただいまの議案23件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○当山勝利委員長 御異議なしと認めます。
 よって、甲第2号議案から甲第24号議案までの当初予算議案23件は、原案のとおり可決されました。
 次に、お諮りいたします。
 ただいま議決しました議案に対する委員会審査報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○当山勝利委員長 御異議なしと認めます。
 よって、さよう決定いたしました。
 以上で、本委員会に付託された議案の処理は全て終了いたしました。
 委員の皆さん、大変御苦労さまでした。
 委員の皆様には、熱心に審査に当たられ、おかげさまで実り多い審査ができました。
 委員各位の御協力に対し、委員長として深く感謝申し上げます。
 これをもって、委員会を散会いたします。



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沖縄県議会委員会条例第27条第1項の規定によりここに署名する。