予算特別委員会
平成24年３月26日（月曜日）
午前10時48分開会
第７委員会室
出席委員
委 員 長 渡嘉敷 喜代子さん
副委員長 座喜味 一 幸君
委 員 桑 江 朝千夫君 辻 野 ヒロ子さん
嶺 井 光君 池 間 淳君
新 垣 哲 司君 照 屋 大 河君
新 里 米 吉君 渡久地 修君
前 田 政 明君 上 原 章君
糸 洲 朝 則君 瑞慶覧 功君
大 城 一 馬君 赤 嶺 昇君
當 間 盛 夫君 上 里 直 司君
玉 城 義 和君
本日の委員会に付した事件
１ 甲第１号議案 平成24年度沖縄県一般会計予算
２ 甲第２号議案 平成24年度沖縄県農業改良資金特別会計予算
３ 甲第３号議案 平成24年度沖縄県小規模企業者等設備導入資金特別会計予算
４ 甲第４号議案 平成24年度沖縄県中小企業振興資金特別会計予算
５ 甲第５号議案 平成24年度沖縄県下地島空港特別会計予算
６ 甲第６号議案 平成24年度沖縄県母子寡婦福祉資金特別会計予算
７ 甲第７号議案 平成24年度沖縄県下水道事業特別会計予算
８ 甲第８号議案 平成24年度沖縄県所有者不明土地管理特別会計予算
９ 甲第９号議案 平成24年度沖縄県沿岸漁業改善資金特別会計予算
10 甲第10号議案 平成24年度沖縄県中央卸売市場事業特別会計予算
11 甲第11号議案 平成24年度沖縄県林業改善資金特別会計予算
12 甲第12号議案 平成24年度沖縄県中城湾港（新港地区）臨海部土地造成事業特別会計予算
13 甲第13号議案 平成24年度沖縄県宜野湾港整備事業特別会計予算
14 甲第14号議案 平成24年度沖縄県自由貿易地域特別会計予算
15 甲第15号議案 平成24年度沖縄県産業振興基金特別会計予算
16 甲第16号議案 平成24年度沖縄県中城湾港（新港地区）整備事業特別会計予算
17 甲第17号議案 平成24年度沖縄県中城湾港マリン・タウン特別会計予算
18 甲第18号議案 平成24年度沖縄県駐車場事業特別会計予算
19 甲第19号議案 平成24年度沖縄県中城湾港（泡瀬地区）臨海部土地造成事業特別会計予算
20 甲第20号議案 平成24年度沖縄県公債管理特別会計予算
21 甲第21号議案 平成24年度沖縄県病院事業会計予算
22 甲第22号議案 平成24年度沖縄県水道事業会計予算
23 甲第23号議案 平成24年度沖縄県工業用水道事業会計予算
○渡嘉敷喜代子委員長 ただいまから予算特別委員会を開会いたします。
甲第１号議案から甲第23号議案までの23件を一括して議題といたします。
ただいまの議案23件の質疑についてはすべて終結し、採決を残すのみとなっております。
休憩いたします。
照屋大河委員。
○照屋大河委員 私は、ただいま議題となりました甲第１号議案平成24年度沖縄県一般会計予算に対する修正案を、賛同委員を代表して提案いたします。
修正の中身について申し上げます。修正の内容は、中城湾港泡瀬地区公有水面埋立事業に関連する 予算９億円、内訳は、国庫支出金３億400万円と県債５億3640万円を減額し、一般財源5960万円を予備費へ充当し、平成24年度沖縄県一般会計予算 の一部を次のように修正する。
第１条中、6806億7300万円を6798億3260万円に改めるものであります。
お手元に資料を配付してありますので、ごらんいただきたいと思います。
提案理由について簡単に申し上げます。
泡瀬地区土地造成事業は、土地利用計画における経済的合理性に関し、観光客の需要予測、商業施 設の利用予測、企業立地予測、その他事業の採算性などについて、県当局から説得力を持つ説明がありません。同時に、昨年３月11日の東日本大震災以降懸念 されている津波や液状化の影響についても、十分な対策がとられているとは言えません。また、公金支出差しとめを求める第２次訴訟が継続中であり、判決確定 まで工事は中止すべきであります。
以上を理由に、泡瀬地区土地造成事業関連予算を削除する修正案を提出いたします。委員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○渡嘉敷喜代子委員長 ただいま、甲第１号議案平成24年度沖縄県一般会計予算に対する修正案が提出されました。
なお、修正案はお手元に配付してあるとおりであります。
それでは、まず甲第１号議案平成24年度沖縄県一般会計予算に対する修正案を議題といたします。
提案理由はさきに述べたとおりであります。
これより甲第１号議案の修正案に対する質疑を行います。
なお、質疑・答弁に当たっては、挙手により委員長の許可を得てから行い、重複することがないように簡潔にお願いいたします。
質疑はありませんか。
○池間淳委員 修正案について、ちょっとわからない点がありますから、教えていただきたいと思います。
この国庫補助金がカットになっているのですが、この予算特別委員会で、あるいは議会で補助金のカットまで決議できるのかどうか、そのあたりについて教えていただきたいと思います。
○照屋大河委員 これは予備費への充当ということで、これまでも行っておりますし、そのような修正の内容になっています。
○池間淳委員 予備費に入れるとなると、総額は変わらないと思うのです。総額も変わっているのですよね。6806億7300万円が6798億3260万円になっているわけですから、総額が変わっていますよ。これは予備費に入れたら一緒になると思うのですが。
○照屋大河委員 資料では、歳入歳出が一緒になっていると思うのですが、同額。
○池間淳委員 いや、原案と、皆さんが修正した修正案については、原案は6806億7300万円になっているのですが、皆さんが修正して6798億3260万円になって いるものですから、この補助金はそのように切られるものですか、議会でできるのですかということを聞いているのです。補助金をカットして、そのまま修正ま でカットしているわけでしょう。予備費に入っていないですよ。入っておれば一緒なのですよ。
○照屋大河委員 済みません、先ほどは予備費充当と申し上げましたが、純粋に国庫の部分は削除したものを提案してあります。
○池間淳委員 だから、この国庫補助を議会で切れるのかどうかということですよ。この補助金は、これに幾ら使う、これに幾ら使う、この事業ごとには来ていないと思うのです。泡瀬の分についてだけカットということは、これはこの予算特別委員会でできますかということです。
○照屋大河委員 この点については何ら問題がないという確認をしてあります。去年と同様の修正案、提案ということであります。
○渡嘉敷喜代子委員長 ほかに質疑はありませんか。
（「質疑なし」と呼ぶ者あり）
○渡嘉敷喜代子委員長 質疑なしと認めます。
以上で、甲第１号議案の修正案に対する質疑を終結いたします。
これより甲第１号議案の採決を行いますが、その前に意見・討論等はありませんか。
○渡久地修委員 詳しくは本会議で述べますけれども、今回のこの泡瀬干潟の埋め立てですが、例えばお隣の特別自由貿易地域も埋め立て分譲しようとしましたが、2.1％しか 売れていなくて、県の財政を大きく圧迫していると。そして今回のこの泡瀬干潟の埋め立ての需要予測も、これまでの審査でも明らかなとおり、非常に過大であ ると、これはもう県の財政をさらに圧迫するものになると。そして先ほど提案理由にありましたとおり、３月11日のあの東日本大震災の大地震、大津波、液状 化現象を全く考慮されていなくて、これについてどうするかと言ったら、埋め立て後に国の指針をもとに改めて検討すると、全く無謀だと。そういう意味で、無 駄であり、無謀であり、こういったものはやめるべきだということで、修正案に賛成して原案に反対します。
○渡嘉敷喜代子委員長 ほかに意見・討論等はありませんか。
○桑江朝千夫委員 今のこの泡瀬沖合の埋立事業に関しては、本会議で原案賛成の立場で討論させてください。
○渡嘉敷喜代子委員長 ほかに意見・討論等はありませんか。
（「意見・討論なし」と呼ぶ者あり）
○渡嘉敷喜代子委員長 意見・討論等なしと認めます。
以上で、意見・討論等を終結いたします。
これより、甲第１号議案平成24年度沖縄県一般会計予算を採決いたします。
まず、本案に対し照屋大河委員から提出された修正案について採決いたします。
本修正案は、挙手により採決いたします。
なお、挙手しない者はこれを否とみなします。
お諮りいたします。
本修正案に賛成の諸君の挙手を求めます。
（賛成者挙手）
○渡嘉敷喜代子委員長 挙手少数であります。
よって、本修正案は否決されました。
ただいま修正案は否決されましたので、甲第１号議案の原案について採決いたします。
休憩いたします。
本案は、挙手により採決いたします。
なお、挙手しない者はこれを否とみなします。
お諮りいたします。
原案に賛成の諸君の挙手を求めます。
（賛成者挙手）
○渡嘉敷喜代子委員長 挙手多数であります。
よって、甲第１号議案は原案のとおり可決されました。
休憩いたします。
次に、甲第12号議案平成24年度沖縄県中城湾港（新港地区）臨海部土地造成事業特別会計予 算、甲第16号議案平成24年度沖縄県中城湾港（新港地区）整備事業特別会計予算、甲第17号議案平成24年度沖縄県中城湾港マリン・タウン特別会計予算 及び甲第19号議案平成24年度沖縄県中城湾港（泡瀬地区）臨海部土地造成事業特別会計予算の採決を一括して行いますが、その前に意見・討論等はありませ んか。
（「意見・討論なし」と呼ぶ者あり）
○渡嘉敷喜代子委員長 意見・討論等なしと認めます。
以上で、意見・討論等を終結いたします。
これより、甲第12号議案、甲第16号議案、甲第17号議案及び甲第19号議案を一括して採決いたします。
本案は、挙手により採決いたします。
なお、挙手しない者はこれを否とみなします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
（賛成者挙手）
○渡嘉敷喜代子委員長 挙手多数であります。
よって、甲第12号議案、甲第16号議案、甲第17号議案及び甲第19号議案は原案のとおり可決されました。
次に、甲第２号議案から甲第11号議案まで、甲第13号議案から甲第15号議案まで、甲第18号議案及び甲第20号議案から甲第23号議案までの18件について一括して採決いたします。
お諮りいたします。
ただいまの議案18件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
（「異議なし」と呼ぶ者あり）
○渡嘉敷喜代子委員長 御異議なしと認めます。
よって、甲第２号議案から甲第11号議案まで、甲第13号議案から甲第15号議案まで、甲第18号議案及び甲第20号議案から甲第23号議案までの18件は原案のとおり可決されました。
以上で、本委員会に付託された議案の審査はすべて終了いたしました。
委員の皆様には、連日熱心に審査に当たられ、おかげさまで実り多い質疑ができました。
委員各位の御協力に対し、委員長として深く感謝申し上げます。
大変御苦労さまでした。
これをもって、委員会を散会いたします。
午前11時11分散会