予算特別委員会



出席委員
  委 員 長 当 銘 勝 雄君
  副委員長 上 里 直 司君
  委   員 佐喜真   淳君  仲 田 弘 毅君 
嶺 井   光君  翁 長 政 俊君 
新 垣 哲 司君  具 志 孝 助君 
照 屋 大 河君  崎 山 嗣 幸君 
渡久地   修君  前 田 政 明君 
當 山 眞 市君  前 島 明 男君 
瑞慶覧   功君  奥 平 一 夫君 
平 良 昭 一君  赤 嶺   昇君 
吉 田 勝 廣君           


説明のため出席した者の職、氏名
 副 知 事  安 里 カツ子さん
 総務部長  兼 島   規君


本日の委員会に付した事件
 1 甲第24号議案 平成21年度沖縄県一般会計補正予算(第4号)
 2 甲第25号議案 平成21年度沖縄県下水道事業特別会計補正予算(第2号)
 3 甲第26号議案 平成21年度沖縄県中城湾港(新港地区)臨海部土地造成事業特別会計補正予算(第1号)
 4 甲第27号議案 平成21年度沖縄県宜野湾港整備事業特別会計補正予算(第1号)
 5 甲第28号議案 平成21年度沖縄県中城湾港(新港地区)整備事業特別会計補正予算(第2号)
 6 甲第29号議案 平成21年度沖縄県中城湾港マリン・タウン特別会計補正予算(第1号)
 7 甲第30号議案 平成21年度沖縄県駐車場事業特別会計補正予算(第2号)
 8 甲第31号議案 平成21年度沖縄県病院事業会計補正予算(第2号)
 9 甲第32号議案 平成21年度沖縄県水道事業会計補正予算(第2号)
 10 甲第33号議案 平成21年度沖縄県一般会計補正予算(第5号)
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○当銘勝雄委員長 ただいまから予算特別委員会を開会いたします。

 きのうの委員会で赤嶺昇委員から申し出のありました国庫補助金の返還の件につきまして、総務部長の報告を求めます。

 兼島規総務部長。

○兼島規総務部長 それでは、昨日、赤嶺委員の質疑に対して留保しておりました件につきまして回答いたします。

 県におきましては、会計検査院の平成19年度の決算検査において12道府県で不適正な経理処理が指摘されたことを受け、独自調査を実施し、昨年4月24日、総務部長、農林水産部長及び土木建築部長から記者会見の場においてその結果を公表し、謝罪したところでございます。

 その後、会計検査院の検査が実施され、検査結果が公表されたことを受け、昨年11月11日には仲里副知事、農林水産部長、土木建築部長による記者会見を行い、その内容を公表するとともに、知事コメントを発表し、謝罪の意を表したところであります。

 これは本来であれば知事から直接県民の皆様へ報告すべきでありましたが、知事が訪米中であったことに加え、一刻でも早く県民の皆様への説明責任を果たすべきと判断し、仲里副知事から行ったものであります。

 また、今般の予算特別委員会におきましても、補正予算の説明の際に、返還金の内容を申し上げ、謝罪するとともに、再発防止策を含め御説明したところであります。

 県としましては不適正経理の事実を重く受けとめ、説明責任を果たすべく努力してきたものであります。

 このことから、知事が本会議に出席できないことを御理解賜りたいと存じます。

○当銘勝雄委員長 総務部長の報告は終わりました。どうぞ御退席ください。

 休憩いたします。

   (休憩中に、執行部が退席した後、国庫返還金の問題について知事からの説明等を求めるかどうか及びこれに関する審査日程について、一たん休憩し各会派で対応を協議    することで意見の一致を見た。)

○当銘勝雄委員長 再開いたします。

 それでは、ひとまず休憩をして、それぞれ与野党で審査日程についての議論をしていただきたいと思います。

 休憩いたします。

   午後6時16分休憩

   午後11時1分再開

○当銘勝雄委員長 再開いたします。

 執行部から安里副知事の委員会への出席及び国庫補助金の返還について謝罪させたいとの申し出があります。

 よって、お諮りいたします。

 申し出のとおり副知事の出席を求め、発言を認めることに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○当銘勝雄委員長 御異議なしと認めます。

 よって、さよう決定いたします。

 安里副知事から国庫補助金の返還についての説明を求めます。

 安里カツ子副知事。

○安里カツ子副知事 委員の皆様におかれましては遅くまで大変お疲れさまでございます。私のほうから今回の補助金返還の件につきまして知事にかわり述べさせていただきます。

 昨年5月に実施された会計検査の結果報告の中で、農林水産省、国土交通省の補助事業等に係る事務費の会計処理について、不適正な事例があるとの指摘を受け、今2月補正予算において、国庫返還金1億4319万2000円を計上しているところであります。

 このような事態が生じましたことは、職員の会計経理に関する認識及び組織における内部チェック体制が十分でなかったことなどに起因するもので、まことに遺憾であり、深くおわび申し上げます。

 今後は、法令の遵守の徹底、内部チェック体制の強化、会計担当者の研修の充実強化など、再発防止に努めていく所存であります。

 県といたしましては、職員一人一人が県民全体の奉仕者であるという高い使命を改めて肝に銘じ、適正な会計事務の執行に努めてまいりますので、県議会の皆様の御理解を賜りたく、お願い申し上げます。

 平成22年3月2日 沖縄県知事 仲井眞弘多。

○当銘勝雄委員長 安里副知事の説明は終わりました。

 安里副知事、大変御苦労さまでございました。どうぞ御退席ください。

 休憩いたします。

   (休憩中に、執行部退席)

○当銘勝雄委員長 再開いたします。

 次に、甲第24号議案から甲第33号議案までの補正予算10件を一括して議題といたします。

 なお、ただいまの補正予算10件については、質疑は既に終了しておりますので、これより各議案の採決を行います。

 休憩いたします。

   (休憩中に、議案の採決順序・方法について協議)

○当銘勝雄委員長 再開いたします。

 これより甲第24号議案平成21年度沖縄県一般会計補正予算(第4号)の採決を行いますが、その前に意見・討論はありませんか。

 前田政明委員。

○前田政明委員 ただいま議題となりました甲第24号議案につきましては、暮らしの問題とか緊急雇用政策その他については、私どもも賛成です。

 ただ、県財政の問題で、埋め立ての特別自由貿易地域の問題は、質疑でも明らかにしましたけれども、毎年20億円を超える起債の返済、それからこの賃貸の工場用地を購入するだけでは、この問題の抜本的な解決にはなりません。

 そういうことでありますので、それ以外のこの補正予算の中身については、私どもも賛同できますけれども、新年度予算の中で、予算編成に触れ て、埋立用地の売却が十分ではないということが県財政を圧迫しているという財政の根幹にかかわる問題ですので、ここのところを理由にして反対ということ で、詳しいことは後でまた本会議で討論はしていきたいと思います。

○当銘勝雄委員長 ほかにありませんか。

   (「意見・討論等なし」と呼ぶ者あり)

○当銘勝雄委員長 意見・討論なしと認めます。

 以上で意見・討論を終結いたします。

 これより甲第24号議案平成21年度沖縄県一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。

 本議案は、挙手により採決いたします。

 なお、挙手しない者はこれを否とみなします。

 お諮りいたします。

 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)

○当銘勝雄委員長 挙手多数であります。

 よって、甲第24号議案は原案のとおり可決されました。

 次に、甲第25号議案から甲第33号議案までの補正予算9件を一括して採決いたします。

 お諮りいたします。

 ただいまの議案9件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○当銘勝雄委員長 御異議なしと認めます。

 よって甲第25号議案から甲第33号議案までの補正予算9件は原案のとおり可決されました。

 以上で、本日の日程はこれで全部終了いたしました。

 次回は、3月5日 金曜日 午前10時から委員会を開き、平成22年度予算の審査を行います。

 本日の委員会は、これをもって散会いたします。

   午後11時9分散会

 

H22.03.02 第3号(補正採決).htm