予算特別委員会
甲第1号議案から甲第23号議案までの予算23件についてを一括して議題といたします。ただいまの議案23件については、質疑は全て終結し、採決を残すのみとなっております。
休憩いたします。
(休憩中に、議案の採決の順序及び方法について協議を行った。)
〇西銘純恵委員長 再開いたします。
島袋大委員。
〇島袋大委員 甲第1号議案平成29年度沖縄県一般会計予算に対する修正動議を提出いたします。
事務局より修正案の配付をお願いいたします。
ただいま配付した甲第1号議案に対する修正案をごらんください。
平成29年度沖縄県一般会計予算の一部を次のように修正したいと思っています。
まず第1条の7354億4300万円を7340億4535万8000円に改め、第1表にあるように歳入歳出予算中の歳入(款)10の国庫支出金を2073億1643万9000円に、(項)2の国庫補助金を1620億6463万8000円に、(款)16の県債(項)1の県債を560億4110万円に、歳入合計を7340億4535万8000円に改めたいと思っております。同表中の歳出(款)2の総務費を659億565万4000円に、(項)1の総務管理費を164億4804万7000円に、(款)7の商工費を365億3449万2000円に、(項)3の観光費を73億7621万5000円に、(款)14予備費(項)1の予備費を2億9315万7000円に、歳出合計を7340億4535万8000円に改めたいと思っております。
次に、第2条の第2表債務負担行為の中の大型MICE受入環境整備事業、平成30年度から平成32年度までの499億4557万6000円及び大型MICE受入体制強化事業、平成30年度から平成43年度までの23億2218万2000円を削除します。
次に、第3条の第3表地方債の中の沖縄振興特別推進交付金事業を30億2990万円に、合計を560億4110万円に改めたいと思っております。
なお、詳細は、修正後の平成29年第1回沖縄県議会(定例会)議案(その1)及び当初予算説明書(抜粋版)をごらんになっていただきたいと思います。
次に、提案理由を簡単に述べたいと思っております。
我々自民党は、総括質疑でも知事、副知事をまず呼んでいただいて、この事業に関しましては明確に政治判断も含めて議論を深めたいと要請をいたしました。それは少数否決をされたわけでありますけれども、この修正案を出す前にやはり政治判断として知事、両副知事がこの場に来ていただいて、明確に政治判断を出していただいたら、我々ももう少し考える余地はあったと思っております。
しかし、その意見が全くできないまま、数の原理で予算を押し切るのはいかがなものかと思いまして、我々が過去約3年間言い続けたワシントン事務所と訪米費用もろもろ含めて、この2年間全く説明がない中でありますので、これはしっかりと我々は明確に示していこうということで修正案を出しております。
MICE事業におきましては、常任委員会、この予算特別委員会を通して、しっかりとした執行部の判断、能力、予算の執行のあり方、それを踏まえて我々が納得できるような答弁が全くありませんでした。納得できないから反対というわけではなくて、しっかりと県民に、負の遺産とならないように、明確に我々にも理解できるような予算配分のあり方を議論するべきであったと思います。我々はそれは時期尚早であり、明確に予算の配分を考えるべきだということで、修正案を提出しております。
以上を理由に、関連予算を削除する修正案を提出いたします。
委員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
〇西銘純恵委員長 ただいま甲第1号議案平成29年度沖縄県一般会計予算に対する修正動議が提出されました。
なお、修正案はお手元に配付してあるとおりであります。
それではまず、甲第1号議案平成29年度沖縄県一般会計予算に対する修正案を議題といたします。
提案理由は、さきに述べたとおりであります。
これより、甲第1号議案の修正案に対する質疑を行います。
なお、質疑・答弁に当たっては、挙手により委員長の許可を得てから行い、重複することがないように簡潔にお願いいたします。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」と呼ぶ者あり)
〇西銘純恵委員長 質疑なしと認めます。
以上で、甲第1号議案の修正案に対する質疑を終結いたします。
これより甲第1号議案の採決を行いますが、その前に意見・討論等はありませんか。
親川敬委員。
〇親川敬委員 修正案に反対し、原案に賛成する立場で討論させていただきます。
このワシントン事務所の件とMICE事業の件については、常任委員会でも議論がありました。特に私もMICEについては、常任委員会でも発言させていただきました。やっぱりこれは県民が期待をしている、そういう大きな事業の中で、ぜひ今回の予算で実現をさせていただいて、早目に着手させていただきたい、そういう思いで賛成の立場で討論させていただきます。
〇西銘純恵委員長 ほかに意見・討論ありませんか。
中川京貴委員。
〇中川京貴委員 今、島袋大委員から動議が出されたことに対して賛成の立場から討論を行います。
今、県民の願いということは、当然のことであります。
我々、特に中部地域は、MICE施設は一日も早く完成させたいということで、推進に向けてこれまで国とも協議をしながら、県も密に連携をとってまいりました。しかしながら委員会においては、きちんとした答弁が得られない。我々が国との協議がついているのか、裏づけがとれているのか、担保がとれているのかと質疑をしたら、その中で、5対3対2という答弁しか繰り返しません。これは本会議で我々は明らかにしますけれども、間違いなく市町村に影響が出るだろうと。我々は一般財源ではなくて、あくまでも国庫で、国との協議を密に詰めて、裏づけもとって、市町村に影響がない沖縄振興一括交付金―一括交付金の活用をしていただきたいという要望を申し上げましたけれども、総括質疑に知事を呼ぶことができませんでした。詳しいことは本会議の討論でやりますけれども、そういった意味でただいまの修正動議には賛成の立場で討論いたします。
〇西銘純恵委員長 ほかに意見・討論等ありませんか。
(「意見・討論等なし」と呼ぶ者あり)
〇西銘純恵委員長 意見・討論等なしと認めます。
以上で、意見・討論等を終結いたします。
これより、甲第1号議案平成29年度沖縄県一般会計予算を採決いたします。
まず、本案に対して島袋大委員外5人から提出された修正案について採決いたします。
本修正案は、挙手により採決いたします。
なお、挙手しない者は、これを否とみなします。
お諮りいたします。
本修正案に賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
〇西銘純恵委員長 挙手少数であります。
よって、本修正案は、否決されました。
ただいま、修正案は否決されましたので、甲第1号議案の原案について採決いたします。
本案は、挙手により採決いたします。
なお、挙手しない者は、これを否とみなします。
お諮りいたします。
原案に賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
〇西銘純恵委員長 挙手多数であります。
よって、甲第1号議案は、原案のとおり可決されました。
次に、甲第19号議案平成29年度沖縄県中城湾港(泡瀬地区)臨海部土地造成事業特別会計予算の採決を行いますが、その前に意見・討論等はありませんか。
玉城武光委員。
〇玉城武光委員 同事業については、翁長県政にかわりラムサール条約登録を目指し、サンゴ再生などの自然再生事業が進められているところは評価するものでありますが、これまで日本共産党沖縄県議団は同事業に反対の立場をとってきましたので、本議案の採決には加わらず、退場させていただきます。
〇西銘純恵委員長 休憩いたします。
(休憩中に、玉城委員退室)
〇西銘純恵委員長 再開いたします。
ほかに、意見・討論等はありませんか。
(「意見・討論等なし」と呼ぶ者あり)
〇西銘純恵委員長 意見・討論等なしと認めます。
以上で、意見・討論等を終結いたします。
これより、甲第19号議案を採決いたします。
本案は、挙手により採決いたします。
なお、挙手しない者は、これを否とみなします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
〇西銘純恵委員長 挙手全員であります。
よって、甲第19号議案は、原案のとおり可決されました。
休憩いたします。
(休憩中に、玉城委員入室)
〇西銘純恵委員長 再開いたします。
次に、甲第2号議案から甲第18号議案まで及び甲第20号議案から甲第23号議案までの予算21件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
ただいまの議案21件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇西銘純恵委員長 御異議なしと認めます。
よって、甲第2号議案から甲第18号議案まで及び甲第20号議案から甲第23号議案までの予算21件は、原案のとおり可決されました。
次に、お諮りいたします。
ただいま議決しました議案に対する委員会審査報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇西銘純恵委員長 御異議なしと認めます。
よって、さよう決定いたしました。
以上で、本委員会に付託された議案の処理は全て終了いたしました。
委員の皆様には、熱心に審査に当たられ、おかげさまで実り多い審査ができました。
委員各位の御協力に対し、委員長として深く感謝申し上げます。
大変御苦労さまでした。
これをもって、委員会を散会いたします。
沖縄県議会委員会条例第27条第1項の規定によりここに署名する。