平成27年(2015年) 第 7回 沖縄県議会(定例会)
第 4号 10月 1日
土木建築部長(末吉幸満)
 

 沖縄振興関連についての御質問の中で、海洋博公園の運営状況についてお答えします。
 国営沖縄記念公園海洋博覧会地区の過去3カ年間の入園者数は、平成24年度が約371万人、平成25年度が約408万人、平成26年度が約435万人となっており、平成26年度の入園者数は県入域観光客数の6割という水準となっております。海洋博覧会地区については、一般財団法人沖縄美ら島財団が、国及び独立行政法人都市再生機構から、公園及び沖縄美ら海水族館の管理運営を受託しております。海洋博覧会地区の収支については、法人間の契約に係る事項も含まれることから、沖縄美ら島財団は公表していないとのことであります。
 同じく沖縄振興関連についての御質問の中で、美ら島財団の役割と実績についてお答えします。
 沖縄美ら島財団は、昭和51年7月に、国営沖縄海洋博覧会記念公園の開園の際、財団法人海洋博覧会記念公園管理財団として設立されております。平成4年度からは、国営沖縄記念公園首里城地区の開園に伴い、同財団が当該地区も管理しております。なお、同財団は、公益事業として亜熱帯性動植物、海洋文化、首里城等に関する調査研究及び技術開発等を行っており、琉球王朝時代の資料収集や琉球漆器の模造復元製作、絶滅危惧種を品種改良した花卉の開発等、沖縄の歴史・文化に関する知識の普及啓発や、沖縄の地域活性化に多大な貢献をしております。
 次に、道路管理行政についての御質問の中で、県道・国道の除草作業の現場と見解についてお答えします。
 道路の適切な維持管理については、観光イメージの向上や交通安全の観点から大変重要であると考えております。国が管理する道路については、平成25年4月から運用している道路維持管理計画に基づき、年2回から3回程度の除草を実施していると聞いております。県が管理する道路についても、平成27年度は県単独費で4000万円増額した約5億円を計上し、年2回から3回程度の除草を行うこととしております。また、沖縄振興特別推進交付金の沖縄フラワークリエイション事業で約1億円増額した4億9000万円を計上し、道路の美化にも努めております。
 今後とも、観光立県にふさわしい道路管理に努めてまいります。
 以上でございます。

 
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