平成11年(1999年) 第 5回 沖縄県議会(定例会)
第 3号 7月 5日
地域・離島振興局長(山川一郎)
 

 久米島フェリー問題についてのドック入り期間の代替船の保障をしてほしいという御質問に対してお答えをいたします。
 県におきましては、離島航路の維持、改善を図り、離島地域の振興及び離島住民の民生の安定と向上に資するため、離島航路事業者の自主努力を促しながら、国とともに航路事業により生じた欠損額に対する補助制度を実施しております。
 久米島航路につきましては、フェリー2隻と高速船1隻が運航しているところでありますが、同航路においてフェリーがドック入りしその期間中に代替船を運航した場合、その用船料も含め航路損益に欠損が生じたときは、現在行われている離島航路補助制度により補助することができることになっております。
 次に、同じく久米島のフェリー問題についてドック入りが農作物の出荷のピークと重なるため変更指導できないかという御質問にお答えをいたします。
 船舶安全法の規定によりますと、旅客船の船舶検査は5年に1回の定期検査と1年に1回の中間検査が義務づけられております。
 久米島フェリー株式会社によりますと、検査期間中に貨物等の需要があるときは、残る1隻のフェリーの運航回数をふやして対応し積み残しはないと聞いておりますが、現在のドック入りの時期が農作物の出荷に影響があるのであれば、影響の少ない時期への変更について関係機関等と調整を図りたいと考えております。
 以上でございます。

 
19990503130070