昭和49年(1974年) 第 4回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 10月12日
第 6号 10月12日
 

議 事 の 概 要
昭和49年10月12日(土曜日)
午後1時18分開議
日程第1 非核三原則の堅持と県民の核不安の一掃を要請する決議
日程第2 甲第1号議案(企画総務委員長報告)
日程第3 甲第4号議案(経済労働渉外委員長報告)
日程第4 甲第3号議案及び甲第6号議案(文教厚生委員長報告)
日程第5 甲第2号議案、甲第5号議案、甲第7号議案及び甲第8号議案(土木委員長報告)
日程第6 乙第1号議案から乙第4号議案まで(企画総務委員長報告)
   討 論(2議案一括) 
      乙第1号議案 沖縄県土地利用審査会条例
      乙第2号議案 沖縄県国土利用計画地方審議会条例
日程第7 乙第10号議案(経済労働渉外委員長報告)
日程第8 乙第5号議案から乙第9号議案まで、乙第11号議案及び乙第12号議案(文教厚生委員長報告)
日程第9 乙第13号議案及び乙第22号議案(企画総務委員長報告)
日程第10 乙第14号議案及び乙第15号議案(経済労働渉外委員長報告)
日程第11 乙第21号議案(文教厚生委員長報告)
日程第12 乙第16号議案から乙第20号議案まで(土木委員長報告)
日程第13 軌道敷設の工事施行認可申請に伴う意見に関する調査の件(土木委員長報告)
日程第14 軌道敷設の工事施行認可申請に伴う意見
日程第15 陳情21件(企画総務委員長報告)
日程第16 陳情46件(経済労働渉外委員長報告)
日程第17 請願2件及び陳情32件(文教厚生委員長報告)
日程第18 請願1件及び陳情17件(土木委員長報告)
日程第19 陳情7件(海洋博特別委員長報告)
日程第20 特別委員会設置の件
日程第21 閉会中の継続審査の件
日程第22 電力料金の値上げ反対に関する意見書
日程第23 那覇・熊本間定期航空路線の開設に関する意見書
日程第24 軍雇用員の解雇撤回並びに雇用安定等に関する意見書
日程第25 沖縄パインアップル産業の緊急対策に関する意見書
日程第26 畜産危機の打開に関する意見書
午後6時19分閉会

○議長(平良幸市君) これより本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 昨日、大城真順君から発言取り消しの申し出がありました。
 また昨日、宮良長義君外41人から議員提出議案第3号非核三原則の堅持と県民の核不安の一掃を要請する決議、森田孟松君外7人から議員提出議案第4号軌道敷設の工事施行認可申請に伴う意見、知花英夫君外10人から議員提出議案第5号電力料金の値上げ反対に関する意見書、同君外10人から議員提出議案第6号那覇・熊本間定期航空路線の開設に関する意見書、岸本忠三郎君外10人から議員提出議案第7号軍雇用員の解雇撤回並びに雇用安定等に関する意見書、宮良長義君外10人から議員提出議案第8号沖縄パインアップル産業の緊急対策に関する意見書及び赤嶺慎英君外10人から議員提出議案第9号畜産危機打開に関する意見書の提出がありました。
 なお、10月5日から8日までに受理いたしました陳情3件は、同日お手元に配付の陳情文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしました。
 休憩いたします。
   午後1時22分休憩
   午後1時23分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
 この際、おはかりいたします。
 大城真順君から9月27日の会議における発言について、お手元に配付の発言取り消し申し出書に記載した部分を取り消したい旨の申し出がありました。
 この取り消しを許可することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、大城真順君からの発言の取り消し申し出を許可することに決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 日程第1 議員提出議案第3号 非核三原則の堅持と県民の核不安の一掃を要請する決議を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 宮良長義君。
   〔宮良長義君登壇〕
○宮良長義君 休憩をお願いいたします。
○議長(平良幸市君) 休憩いたします。
   午後1時24分休憩
   午後1時25分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
○宮良長義君 ただいま議題となりました決議案について、提出者を代表して御説明申し上げます。
 今月の6日公表されたラロック証言は、全国的にはもちろんのこと、特にいまなお膨大な米軍基地に囲まれていて生活することを余儀なくされているわれわれ沖縄県民に深刻な衝撃を与えています。
 本議会は、各派も直ちに行動を起こし、数回にわたり各派交渉会を開き協議いたしましたところ、県民の不安と疑惑を一掃するため、全会一致をもってお手元に配付してあります案のとおり決議をなし、かつその趣旨実現を強力に折衝するため、議員を東京都に派遣すべきものと決しました。
 本決議案は、その重大性にかんがみ、特に会議冒頭に上程されております。
 全会一致をもってすみやかに御可決くださるとともに、あわせて議員派遣も御決定くださるようお願いいたします。
 本決議案の趣旨については、詳しく説明申し上げる必要はないと、趣旨説明は案の朗読をもってかえさせていただきたいと思います。
 案を朗読いたします。
   〔非核三原則の堅持と県民の核不安の一掃を要請する決議朗読〕
 以上で説明を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第3号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより議員提出議案第3号非核三原則の堅持と県民の核不安の一掃を要請する決議を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) ただいま可決されました決議については、その提案理由説明の際、提出者からその趣旨を関係要路に要請するため、議員を派遣してもらいたいとの要望がありました。
 よって、おはかりいたします。
 ただいま可決されました決議の趣旨を関係要路に要請するため、議員5人を東京都に派遣することとし、その期間及び人選は議長に一任することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、さよう決定いたしました。
 休憩いたします。
   午後1時30分休憩
   午後1時31分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
 日程第2 甲第1号議案を議題といたします。
 本案に関し、委員長の報告を求めます。
 企画総務委員長。
   〔企画総務委員長 知花英夫君登壇〕
○企画総務委員長(知花英夫君) ただいま議題となりました甲第1号議案について、企画総務委員会における審査の経過とその結果を御報告申し上げます。
 本委員会におきまして、甲第1号議案について執行部の関係職員から説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 審査の過程におけるおもなる質疑についてその概要を申し上げます。
 まず繰り越し金における17億余円の増収分については、2月補正の時点で予測できなかったのかとの質疑に対しましては、繰り越し金の増収分は県税、財産収入、諸収入等がおもなものであるが、激動する経済事情の中でその見通しが困難であったし、税収入等の見積もりに的確性を欠いた面があり、収入算定についての努力が足りなかったと思う。収入を的確に把握するには相当な資料に基づく判断が必要であり、経済の見通し、国の予算編成方針、地方債の許可方針、あるいは国庫支出金の交付基準等の資料を参考にしながら十分に検討し、収入増による繰り越しを出さないように県税収入、財産収入等の的確な把握につとめていきたいとの答弁がありました。
 次に、48年度からの繰り越し事業について、追加工事ということで本年度歳出予算に計上しているが、このような予算の執行は会計年度独立の原則等財政法に抵触するのではないかとの質疑に対しましては、財源措置ができない場合には事業量を縮小して対応しなければならないということで、別件契約として本年度予算で措置することもやむを得ないと考えている。スライド制の実施により事業量を縮小した事業については、今回に限りやむを得ない措置だということで建設省、大蔵省、農林省等とも協議の上、今回のような措置を講じたとの答弁がありました。
 次に、訓練飛行場の管理運営及び用地取得費の償還計画についての質疑に対しましては、借り入れ金の償還が51年度から始まるので償還の延伸措置、あるいは借りかえ等について土木部を通じ運輸省と折衝中であり、財源措置の見通しはまだ確定していないが、一般財源で措置すべきではないかと考えている。訓練飛行場の運営については、用地取得の際に県営にするという合意事項があり、これを変更することは考えていない。しかし、財政上の負担も過重で、使用料、あるいは管理面についてもいろいろの隘路が生じており、このような問題を総合的に検討し、早急に基本的な方針を確立して実施計画を策定しなければならない段階に来ているとの答弁がありました。
 なお本議案について、自由民主党所属議員から、今回の補正予算には多額の繰り越し額が計上されており、これを受けての補正になっている。また、スライド制による予算措置に伴う追加工事への歳出が相当額計上されているが、繰り越し事業に対する措置としてやむを得ない事情があるとはいえ、会計年度独立の原則、あるいは事業の適切な執行という面から今後十分に検討し、正常な予算執行の状態にしなければならないと考えており、執行部の適正な運用を期待するとの意見がありました。
 以上で報告を終わりますが、慎重御審議の上、よろしく御賛同を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これより甲第1号議案を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、甲第1号議案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第3 甲第4号議案を議題といたします。
 本案に関し、委員長の報告を求めます。
 経済労働渉外委員長。
   〔経済労働渉外委員長 親川仁助君登壇〕
○経済労働渉外委員長(親川仁助君) ただいま議題となりました甲第4号議案について、委員会における審査の経過及びその結果を御報告申し上げます。
 ただいまの議案については、執行部の説明を聴取し、慎重に審査した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、執行部の説明及び質疑の概要について申し上げます。
 この議案は、昭和49年2月以来相次ぐ飼料の値上がりにより苦境にある畜産業者に対し、飼料購入のため借り入れた借り入れ金利の補助をしようとするものであるとの説明がありました。これに対し、委員から補助率及び国、県の支出率について、またこの資金のPRはどのような方法をとっているか等の質問があり、次のような答弁がありました。利子の補給率は5%であり、支出は国が3分の2、県が3分の1となっている。資金のPRについては、新聞紙上、あるいは各市町村の単協を通じてPRしているとの答弁がなされました。
 以上が委員会における審議の概要であります。よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これより甲第4号議案を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、甲第4号議案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第4 甲第3号議案及び甲第6号議案を議題といたします。
 各議案に関し、委員長の報告を求めます。
 文教厚生委員長。
   〔文教厚生委員長 岸本利実君登壇〕
○文教厚生委員長(岸本利実君) ただいま議題となりました甲第3号議案及び甲第6号議案について、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 委員会におきましては、各議案について執行部の説明を求め、慎重に審査を行なってまいりました。審査の過程における執行部の説明及び質疑の概要について申し上げます。
 まず甲第3号議案は、国が寡婦福祉資金貸し付け制度要綱の一部を改正し、寡婦福祉資金の貸し付け限度額の引き上げを行なったので、県においても条例を改正し、貸し付け限度額を引き上げるため当初予算に不足を生ずるので補正しようというものであります。財源は一般会計からの繰り出し金で充てることになりますが、繰り出し金のうち3分の2は国の補助であります。
 次に、甲第6号議案は、那覇病院の本院の業務開始により業務の予定量が増加することによる補正と中部病院の救急センター及びガン診療棟の空調機材設置工事等に要する経費等の補正であります。本件について、名護病院の病棟増築工事は、追加工事であるのか、増築した病棟はいつから業務を開始するか。また海洋博に向けての医療要員の確保はどうなっているか、病院事業の累積赤字解消対策はあるかなどの質疑がありました。これに対し、名護病院の増築工事は48年度予算では当初計画した工事の全部についての入札ができなかったので、約1割相当額の工事をカットして入札契約したので残された部分の工事を行なうためのものである。増築に伴う運営開始は来年4月をめどにして、医師や看護婦の配置計画を検討している。また海洋博に向けての医療確保については、名護病院、中部病院、那覇救急医療センターに400床を確保し、医療要員の定員等を含め整備計画、利用計画を策定中である。病院事業の赤字対策については、全国自治体病院の49年度末の累積赤字は1900億円と予想されており、自治体病院の欠損金については地方自治体の問題として対処すべきだと考え、国に対し、医療制度の改
善、特別交付税等の大幅な増額、病院事業への補助の大幅な増額、長期低利の特別起債制度の実現、借入金についての利子補給などを要請していきたい。一般会計からの繰り出しについては、明確な繰り出し基準の設定を行なう必要があり、いまその作業を進めているが、全額繰り出すことは他の公営企業との関連もあって妥当かどうか検討を要する問題であるとの答弁がありました。
 以上、委員会における審査の経過を申し上げましたが、審査の結果、両案とも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これよりただいま議題となっております甲第3号議案及び甲第6号議案の2件を一括して採決いたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの議案2件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、甲第3号議案及び甲第6号議案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第5 甲第2号議案、甲第5号議案、甲第7号議案及び甲第8号議案を議題といたします。
 各議案に関し、委員長の報告を求めます。
 土木委員長。
   〔土木委員長 森田孟松君登壇〕
○土木委員長(森田孟松君) ただいま議題となっております甲第2号議案、甲第5号議案、甲第7号議案及び甲第8号議案の4件について、土木委員会における審査の経過とその結果を御報告申し上げます。
 これらの案件につきましては、10月7日委員会を開き、執行部関係職員の出席を求めて慎重に審査を行なってまいりました。以下、これらの議案について質疑のおもなるものの概要を申し上げます。
 まず甲第2号議案昭和49年度沖縄県訓練飛行場特別会計補正予算は、政府の予算実行計画に基づいて48年度予算の繰り越しについてのスライド分1647万6000円を一般会計から受け入れて、これを空港費に充てるためのものであります。このほか沖縄県土地開発公社が行なう用地取得費の補償について4億3584万2000円の債務負担の補正を追加するものであります。
 訓練飛行場の開港は、当初の計画よりおくれて54年の春ごろまでずれ込むものといわれておりますが、開港まで毎年一般会計から補てんされていくのかとの質疑がございました。これに対しまして、執行部は、開港までの必要資金は50年以降140億円かかるものと予想されますが、工事に関する限りでは現在でも10分の10は国の負担であるので、この分については今後も県の負担はないものと考えられますが、現在設置されております訓練飛行場建設局の職員費等については一般会計から繰り出されておりますので、この分については一時補てんしておいて民間航空会社が使用するようになるとその使用料で償還することになりますとの答弁がございました。
 また訓練飛行場建設が48年度、49年度にかけて大幅におくれている理由について質疑がございました。これに対しまして、執行部は、公共用としての空港には1種、2種に分けられますが、訓練飛行場の場合は日本には例のない施設でありますので、運輸省としてもその位置づけに苦慮しているところであり、県は47年7月に空港設置の申請を出したが、48年7月に許可されていますので47年の工事はそこから1年おくれたことになります。48年度は国の総需要抑制のあおりを食って繰り越しを余儀なくされたというのが実情でありますとの答弁がございました。
 さらに県営飛行場となると独立採算制でなければならない。起債なども返済できる方向で使用料なども早くきめるべきである。その意味からも基本契約はできていなければならないが、どうなっているかとの質疑がございました。これに対してまして、執行部は、法律上の位置づけを含めて航空会社と運輸省が詰めに入っているとの答弁がございました。
 次に、甲第5号議案昭和49年度沖縄県下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、一般会計繰り入れ金2200万円、安謝橋改修工事に伴う受託事業収入2329万1000円、合計4529万1000円を追加補正して、これを下水道事業費に充てるものであります。
 次に、甲第7号議案昭和49年度沖縄県公営企業会計(水道事業)補正予算(第1号)については、補正予算に出ている本部半島水道施設工事はどこからどこまでの工事であるのかとの質疑に対しまして、企業局は、名護市伊差川にある浄水場は1日平均1万4000トン、最大で2万1000トンの能力を持つ浄水場で、これは来年4月までに完成予定であり、すでに本部から今帰仁の仲宗根までの延長1万1000メートル余りは完成しておりますので、49年度は仲宗根から羽地までの延長約5000メートルは第1工区として工事中であり、羽地から名護浄水場までの間約5600メートルと合わせて来年4月までに完成し、最後は渡久地新港までとなっておりますが、渡久地新港についての給水計画は海洋博との関連で土木部の今度の補正予算に計上されているとの説明がございました。
 次に、甲第8号議案昭和49年度沖縄県公営企業会計(工業用水道事業)補正予算(第1号)は、資本的収入において11億5518万9000円の補正額を予定しておりますが、これは全額国庫補助事業費の不足に伴う国庫補助金の受け入れ予定額であります。資本的支出において11億8003万3000円の補正を予定しておりますが、このおもなるものは国庫補助事業費の不足を補正するものであります。債務負担行為についても1億1935万円の補正増を予定しておりますが、これも国庫補助事業の不足を補正するものであります。
 以上が質疑の概要でございますが、甲第2号議案については多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定し、その他の議案につきましては全会一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、審査の経過と結果を申し上げましたが、本委員会の決定どおり各位の御賛同をお願いいたしまして御報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これよりただいま議題となっております甲第2号議案、甲第5号議案、甲第7号議案及び甲第8号議案を採決いたします。
 議題のうち、甲第5号議案、甲第7号議案及び甲第8号議案の3件を一括して採決いたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの議案3件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、甲第5号議案、甲第7号議案及び甲第8号議案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 次に、甲第2号議案を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
 おはかりいたします。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○議長(平良幸市君) 起立多数であります。
 よって、甲第2号議案は、委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第6 乙第1号議案から乙第4号議案までを議題といたします。
 各議案に関し、委員長の報告を求めます。
 企画総務委員長。
   〔企画総務委員長 知花英夫君登壇〕
○企画総務委員長(知花英夫君) ただいま議題となりました乙第1号議案から乙第4号議案までの4件について、企画総務委員会における審査の経過とその結果を御報告申し上げます。
 本委員会におきましては、各議案について執行部の関係職員から説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、各議案とも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 審査の過程におけるおもなる質疑と要望について、その概要を申し上げます。
 乙第2号議案の国土利用計画地方審議会委員の選任については、審議会は25名で組織し、その人選については農林業、商業、自然保護、防災、文教、社会福祉、地方財政、土地問題、交通問題及び水問題等についての専門家、あるいは一般言論界の代表者等、広く県民の意向が審議に反映されるよう委員を選任したいと考えており、現在人選中であるとの説明がありました。なお、審議会委員の人選については、その人選いかんによっては審議の段階で志とは別の意見にまとめられていくという危険性もあり、委員の選定については十分注意する必要があると考えるので執行部の最善の努力を期待するとの要望がありました。
 次に、審議会委員に政党あるいは議会の代表を加えることと審議会の公開についての質疑に対しましては、委員の任命は知事の権限であるので具体的な答弁はできないが、法律の範囲内において運営上配慮すべき点があれば十分配慮していくつもりである。審議会については、当然公開の原則を堅持していきたいと考えているとの答弁がありました。そのほか、乙第1号議案及び乙第2号議案に関連して、国土利用計画法と県土保全条例との関連性、土地利用基本計画と軍用地の問題、あるいは土地利用基本計画と都市計画法、森林法、農振法等による計画との調整等についての質疑がありました。
 以上、質疑及び要望の概要を申し上げましたが、慎重審議の上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして御報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 乙第1号議案及び乙第2号議案に対する討論の通告がありますので、発言を許します。
 伊波広定君。
   〔伊波広定君登壇〕
○伊波広定君 私は、今議会に提案されている乙第1号議案沖縄県土地利用審査会条例、乙第2号議案沖縄県国土利用計画地方審議会条例並びにその母法である国土計画法について、日本共産党の態度を明らかにしたいと思います。
 今日におけるわが国の土地問題の根本的特徴は、大企業が金にまかせて投機的土地買い占めをやり、そのため異常な土地高騰が進み、国民はその命と暮らしを守るための土地の確保さえ困難になっていることであります。したがって、大企業の土地買い占めを押え、その買い占め土地を強制買収し、住宅、学校、保育所、社会福祉施設など、国民の必要な土地を確保することが最も緊急であります。このことは国会においても野党4党の確認事項でもありました。しかしながら、この国土利用計画法には、このことが欠落しているのであります。
 また、いま国土を荒し、地価をつり上げている大企業の乱開発、土地買い占め、土地投機に対する有効なる規制もありません。それどころか、自民党政府が進めている新全国総合開発計画など、大企業本位の大規模開発にこの法律が利用できるのであります。(発言する者多し)
 この法では、国土の利用についてのすべての計画の基本となる全国計画は一切政府に白紙委任されているため、大企業本位の計画を盛り込むことは全く自由であります。法の第5条4項で「内閣総理大臣は、前項の規定により都道府県知事の意見を聴くほか、都道府県知事の意向が全国計画の案に十分に反映されるよう必要な措置を講ずるものとする。」ともっともらくしうたわれておりますが、沖縄振興開発計画の知事案が政府で大なたをふるわれ、改悪されたことを見ても、この条項が単なる飾りでしかないことは明らかであります。地価の規制地域も設けられておりますが、これも大企業がその地域で安く土地を手に入れることを保証することになりかねません。
 日本共産党は、国民の生活用地を確保するため、生活用地確保、地価安定緊急措置法に関する日本共産党の提案を3月22日に発表しました。また野党4党は、緊急対策としての共同要求をまとめ自民党に提起し、その実現を要求しました。自民党は、野党4党の共同要求の基本点を拒否して、野党4党を法制化作業に巻きこもうとしたのであります。
 わが党は、こうした自民党の無責任で、こうかつな態度に抗議するとともに、自民党に対し、国総法案の撤回を要求し、土地対策について責任ある具体策を示すよう要求したのであります。
 ところが他の野党3党は、自民党が国総法案の撤回を明確にせず。具体的土地対策も示せないままに自民党との法制化作業に入ってしまいました。この法については田中首相は京都での演説会で、政府与党は、名を捨てて実を取ったとか、5月17日のNHKテレビで、国総法の名前は変わっただけ、と本音を漏らしていることを見ても、決して画期的な法律でないことは明らかであります。
 日本共産党は、その…。
○議長(平良幸市君) 伊波議員、議題外にわたらないように御注意願います。
○伊波広定君 国土利用計画地方審議会が意見を述べることのできる都道府県の計画も、国の天下り計画のワク内に限定されているし、また、土地利用審査が規制区域の指定解除に事実上の決定権を持つといっても、これも知事の頭越しに内閣総理大臣の指示代行権には有無を言わさず従わされるものであります。しかし、国土利用法が成立し、施行に移される中で、わが党は、現行法でも最大限国民のための国土利用と土地問題について活用できる点は活用していくべきだと思います。
 国土計画地方審議会と土地利用審査会は、いま申し上げたように大きな制約があるが、一応知事のチェック機関としての役割を持ち、人選と運営の民主化が行なわれる等、一定の役割りを果たせるものであると思います。
 したがってわが党は、国土利用計画法の本質を指摘し、その根本的改定を国に要求していくことを明らかにして、沖縄県土地利用審査会条例、沖縄県土地利用計画地方審議会条例に賛成します。
○議長(平良幸市君) 以上で通告による討論は終わりました。
 これをもって討論を終結いたします。
 休憩いたします。
   午後2時休憩
   午後4時37分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
 これよりただいま議題となっております乙第1号議案から乙第4号議案までの4件を一括して採決いたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの議案4件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、乙第1号議案から乙第4号議案までは、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第7 乙第10号議案を議題といたします。
 本案に関し、委員長の報告を求めます。
 経済労働渉外委員長。
   〔経済労働渉外委員長 親川仁助君登壇〕
○経済労働渉外委員長(親川仁助君) ただいま議題となりました乙第10号議案沖縄県立農業研修センターの設置及び管理に関する条例について、本委員会における審査の経過とその結果について御報告申し上げます。
 この条例は、農業を自営しようとする青年に対し、近代的農業を営むに必要な技術と能力を体得させ、合理的農業経営を担当する人材の養成を行なうことを目的としたものであります。
 おもなる内容を申し上げますと、研修課程及び期間は本科が2カ年、研究科が1カ年となっております。
 次に、設置する位置は名護市となっておりますが、この設置場所について委員からここに設置したいきさつや理由について質疑がありました。これに対し、執行部から、この敷地は以前に試験場移転予定地としてすでに確保してあったこと、また、試験場の職員を研修所の職員として兼務させるなど、試験場とのつながりなども考慮に入れたものであるとの説明がありました。また、入所する者の年齢、入所後の研修生の経費負担、あるいは関連する予算についての質疑に対し、執行部は、年齢は一応25歳以下とめどづけをしている。研修生の経費負担は、食事代及び寮費は無料である、予算については次年度の予算に計上する予定であるなどの説明がなされました。
 以上が委員会における審査の概要でありますが、本議案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。何とぞ慎重御審議の上、御可決くださいますようお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします、
 これより乙第10号議案を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、乙第10号議案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第8 乙第5号議案から乙第9号議案まで、乙第11号議案及び乙第12号議案を議題といたします。
 各議案に関し、委員長の報告を求めます。
 文教厚生委員長。
   〔文教厚生委員長 岸本利実君登壇〕
○文教厚生委員長(岸本利実君) ただいま議題となりました乙第5号議案から乙第9号議案まで、乙第11号議案及び乙第12号議案の7件について、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 委員会におきましては、各議案について執行部の説明を求め慎重に審査を行なってまいりました。審査の過程における執行部の説明及び質疑の概要について申し上げます。
 まず乙第5号議案は、国の保母修学資金貸与制度実施要綱が改正されたことに伴い条例を改正し、貸し付け限度額を引き上げようというものであります。この限度額の引き上げによる予算措置については、当初予算420万円で十分であるとのことでありました。
 次に、乙第6号議案は、国の寡婦福祉資金貸し付け金の限度額が増額改正されたことに伴い条例を改正し、貸し付け限度額を引き上げようというものであります。この資金の貸し付け状況は、当初予算981万4000円に対し、39件、839万7000円が貸し付け決定され、85.6%の執行率となっており、今回の限度額の引き上げや今後の貸し付け申し込みに対処するため補正予算を提出しているとのことでありました。
 次に、乙第7号議案は、心身障害者扶養共済制度でありますが、45歳未満の者を対象としているが、新しくこの制度を実施する場合は、制度実施後の1年間は特別措置により45歳以上65歳未満の者まで加入できることになっております。本県では、昭和48年11月1日から実施しましたので今年の10月31日までの特別措置が必要であり、この改正となったのであります。
 この制度による加入対象者は、486人と推計されているが、拠出制度による任意加入制であるため制度の趣旨の徹底が不十分であり、今後加入促進をはかりたいとのことでありました。
 本件について、保険料の管理はどうなっているかとの質疑に対し、保険料は社会福祉事業法により設置されている社会福祉振興会が管理運営しているとの答弁がありました。
 次に、乙第8号議案は、去る大戦において多くの生命、財産及び文化的遺産を失ったわが県は、戦争の悲惨さに深く思いをいたし、再び戦争が起こることのないように恒久の平和を願い、戦没者の霊を慰めるため慰霊の日を定め、その理念を永久に保持しようとするものであります。
 この条例制定の法的根拠は何かとの質疑に対し、琉球政府当時は立法により慰霊の日は住民の祝祭日と定められていたが、復帰後は沖縄県職員の勤務時間・休日及び休暇に関する条例により県職員は6月23日(慰霊の日)は休日とされておりましたが、慰霊の日を定めた根拠条例がないので今回条例を制定しようというものであります。条例制定の根拠法令は、地方自治法第14条第1項であるとの答弁がありました。
 次に、乙第9号議案は、物価、物資問題については国の責任に負うところが大きいが、県としても本条例の制定により生活物資の流通の円滑化及び価格の安定をはかるための対策を講じ、県民の消費生活の安定をはかろうというものであります。
 本件に関し、県の責務としての必要な施策とはどういう施策は、緊急対策に関する条例は、他府県では昨年末の石油危機に伴い生活必需物資の急騰等に対処するために制定されたものであり、現時点では恒久的総合的な物価対策条例にすべきではないか。また、この条例の目的で、いわゆる国民生活安定対策2法その他の法令の定めがあるものを除かれているが、これを含めるべきではないかとの質疑がありました。これに対し、必要な施策としては、生活必需物資の確保の具体的な施策、流通機構の整備、県内生産者、供給者等への優先出荷等を柱に施策を講じていきたい。総合的な消費者保護条例については、昨年末以来の石油危機に伴い生活必需物資、物価の高騰などによる県民生活の不安を解消するため、早急に対処策を講ずる必要がある。消費生活保護基本法や欠陥商品の取り締まり、不当景品付商品の取り締まり等を含めた恒久的総合的な消費者保護条例の制定については、その準備に相当な時間を要するため今後検討し、早急に制定したい。
 国民生活安定対策2法等を除いたのは、同法令等による生活必需物資等については同法令により対処できるので、この条例から除いたとのことでありました。しかし本件については、委員会において国民生活安定対策2法等により対処される物資等について、県としても対策を講ずることができるよう措置すべきであるとして、別紙修正案のとおり修正すべきであるとの決定をいたしました。
 次に、乙第11号議案は、県立少年自然の家を石川市に設置しようというもので現在建築工事を進めており、昭和50年1月に開館を予定しております。本件に関し、少年自然の家は青少年の社会教育機関であり、教育の機会均等をはかる立場から宮古、八重山にも設置すべきであり、その計画があるかとの質疑に対し、当初の設置計画では49年度に1館、50年度に1館、51年度に1館の3館を設置する予定であったが、石川少年自然の家に予想以上の経費がかかるため当初計画を1年ずつおくらして設置することにし、地域別に公平に設置できるよう措置したいとの答弁がありました。
 次に、乙第12号議案は、西原村に県立西原高等学校を設置しようというもので、普通科各学年10学級の学校で来年4月1日開校の予定であります。本件に関し、土地の取得は済んでいるか、高校への進学率を高め、また大規模校の解消についての計画があるか、自衛隊員の子弟の転入学についてどう考えるか等の質疑がありました。これに対し、土地は3万7000平米を確保し、そのうち1630平米は購入し、残り3万5370平米は借地である。進学率については、今年3月における中学3年在学年は2万1451人で、高校合格者は1万7449人となっており、進学率は74.2%になっております。他府県では91%以上となっており、約17%の格差があります。
 また、大規模校については、生徒が1501人以上の高校が11校あり、構成比で25%となっておりますが、本土の場合は1.7%で本県は多くの大規模校をかかえていることになります。そのため教育庁では、大規模校の適正規模校への移行と進学率の上昇をはかるため年次的に高校の新設を計画している。50年度は那覇に普通科各学年4が球の定時制通信制のモデル校、中部に普通科各学年10学級、那覇に普通科各学年10学級を、51年度に中部に商業科各学年8学級を、52年度に浦添市、宜野湾市、北谷村を中心に普通科各学年10学級を、54年度に普通科各学年10学級の高校新設を計画しているとのことでありました。
 これらの高校が新設されると、54年度の進学率は94.7%となり、合格率は100%近くになるとのことでありました。またその結果、普通高校と職業高校の比率は、現在の48%対52%が逆転し本土の55%対45%に近づくようになるとの説明でありました。
 自衛隊員の子弟の転入学については、自衛隊員の子弟であるとの理由で転入学を拒否された事例はなく、履修教科の相違により卒業に必要な単位の修得が困難であるとか、学区域外であるとか、その学年の定員に欠員がなかった等の理由により転入学できなかったようであります。教育庁としては、すべての国民はひとしくその能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないのであって、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位または門地によって教育上差別されてはならないとの憲法、教育基本法にのっとり指導助言を行なっているとの答弁がありました。
 以上、委員会における審査の経過を申し上げましたが、審査の結果乙第5号議案から乙第8号議案まで、乙第11号議案及び乙第12号議案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定し、乙第9号議案は、全会一致をもって別紙修正案のとおり修正議決すべきものと決定いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これよりただいま議題となっております乙第5号議案から乙第9号議案まで、乙第11号議案及び乙第12号議案を採決いたします。
 議題のうち、乙第5号議案から乙第8号議案まで、乙第11号議案及び乙第12号議案の6件を一括して採決いたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの議案6件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、乙第5号議案から乙第8号議案まで、乙第11号議案及び乙第12号議案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 次に、乙第9号議案を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は修正議決であります。
 おはかりいたします。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、乙第9号議案は、委員長の報告のとおり修正議決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第9 乙第13号議案及び乙第22号議案を議題といたします。
 各議案に関し、委員長の報告を求めます。
 企画総務委員長。
   〔企画総務委員長 知花英夫君登壇〕
○企画総務委員長(知花英夫君) ただいま議題となりました乙第13号議案及び乙第22号議案について、企画総務委員会における審査の経過とその結果を御報告申し上げます。
 本委員会におきましては、両議案について執行部の関係職員から説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、乙第13号議案につきましては、全会一致をもって同意すべきものと、乙第22号議案につきましても、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 乙第13号議案の土地利用審査会委員につきましては、国土利用計画法第39条第4項の規定に基づき土地利用一般、不動産鑑定、自然環境保全、都市計画、農政、林政及び法律事務等の各専門分野の第一線において活躍中の人々を選定したとの説明がありました。
 次に、乙第22号議案につきましては、。公務執行中の警察官の過失による交通事故についての損害賠償であるが、被害者との間には議会の議決を条件に裁判外の和解が成立しているとの説明がありました。
 なお県警においては、この種事故の防止のため、昨年12月事故防止対策委員会を設け、緊急時における運転、あるいは一般的な安全運転について各所属単位で定期的な研究会をもち、本部に報告させており、最近はこの種事故がたいへん少なくなっているとの説明がありました。
 以上、報告を終わりますが、慎重御審議の上、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これよりただいま議題となっております乙第13号議案及び乙第22号議案を採決いたします。
 議題のうち、まず乙第13号議案を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、乙第13号議案は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 次に、乙第22号議案を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、乙第22号議案は、委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第10 乙第14号議案及び乙第15号議案を議題といたします。
 各議案に関し、委員長の報告を求めます。
 経済労働渉外委員長。
   〔経済労働渉外委員長 親川仁助君登壇〕
○経済労働渉外委員長(親川仁助君) ただいま議題となりました乙第14号議案及び乙第15号議案漁港工事請負契約についての議案について、本委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 この2件の議案は、いずれも第5次漁港整備計画に基づいて名護漁港及び泊漁港の防波堤並びに岸壁、船揚げ場及び道路等の工事を内容とするものであります。委員会におきましては、執行部から説明を聴取した後、委員から防波堤の長さ、水深及び計画道路との距離などについて質疑があり、これに対し、執行部から説明がなされました。
 以上が委員会における審査の概要であります。
 本議案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。何とぞ慎重御審議の上、御可決くださいますようお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これよりただいま議題となっております乙第14号議案及び乙第15号議案の2件を一括して採決いたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの議案2件は。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、乙第14号議案及び乙第15号議案は、委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第11 乙第21号議案を議題といたします。
 本案に関し、委員長の報告を求めます。
 文教厚生委員長。
   〔文教厚生委員長 岸本利実君登壇〕
○文教厚生委員長(岸本利実君) ただいま議題となりました乙第21号議案について、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 委員会におきましては、執行部の説明を求め、慎重に審査を行なってまいりました。本件は、浦添商業高等学校の校舎建築工事に関する請負契約についての議案であります。
 校舎建築の内訳は、普通教室12教室、家庭科教室2教室、計14教室であります。この工事が完了すると浦添商業高等学校の校舎達成率は85%になる見込みとのことでありました。
 以上、委員会における審査の経過を申し上げましたが、審査の結果、本件は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。よろしく御審議のほどお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これより乙第21号議案を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、乙第21号議案は、委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第12 乙第16号議案から乙第20号議案までを議題といたします。
 各議案に関し、委員長の報告を求めます。
 土木委員長。
   〔土木委員長 森田孟松君登壇〕
○土木委員長(森田孟松君) ただいま議題になっております乙第16号議案から乙第20号議案までの5件について、土木委員会における審査の経過及びその結果について御報告申し上げます。
 この5件の議案につきましては、10月8日委員会を開催し、執行部の関係職員の出席を求め慎重に審査を行なってまいりました。なお、これらの議案は土木工事請負契約にかかるものでございますので、一括して審査を行なってまいりましたので、その質疑のおもなるものの概要につきまして説明を申し上げます。
 まず乙第16号議案土木工事請負契約の一部変更については、浦添市伊祖から嘉数地内国道330号線の道路改良工事設計変更に伴う請負金額中1億6120万円を1億7426万円に変更するものでございます。設計変更の理由として、1つ、国道330号線の練石張排水溝の資材が入手困難となったのでプレキャストU型排水溝に変更したこと。2つ、当初設計の段階では切土で軟岩として見ていたが、実際に切土を掘さくしてみると準硬岩であってので切土掘さくの条件が悪くなったこと及び盛土材の採集場所が当初県道6号バイパスを予定していたが、6号バイパス実施の段階で残土量の減により採取不可能となり、場所を石川の地山に変更したため隣接地の330号線への流用ができなかったこと。3つ、当初計画は5号線オーバーパスを考慮した縦断計画であり、5号線平面取り付け部から進入に際し見通しが悪いので道路構造上、より自動車の走行をよくするために縦断勾配を下げて見通しをよくするよう変更したこと等であります。
 次に、乙第17号議案は、名護都市計画道路の第3工区の街路工事の請負額1億3540万円を1億4496万4000円に変更するものでありますが、変更の理由として、この道路は公有水面埋め立て地内に築造されるもので、当初の計画は道路の路盤材としてビーチコーラルを予想していたが、しゅんせつ採取したところ細砂と判明したので、土質私権を行なった結果不適当となったため、現場付近で採取できる切り込み砕石に変更したので工事費が増額となったのであります。この2つの議案は、当初の設計どおりの施行ができずに契約を変更しようとするものでありますが、当初設計するとき地盤の調査、あるいは17号議案のように道路の路盤材としてビーチコーラルがはなして現場から出てくるかどうかの基礎調査が十分になされて設計されると思うが、着工してはじめて路盤が悪いとか、思うとおり資材が出てこないということは基礎調査が不十分であったことになりますが、その点どう考えるかとの質疑がございました。これに対しまして、執行部は、16号議案についてはあらかじめ土質調査はしたが、たまたま調査地点が軟岩のところであったということであり、17号議案については、第1工区の埋
め立て工事ではそのままの砂が使えたので第3工区においても第1工区と同じように予想してボーリング調査をしなかったとの説明がございました。
 次に、第18号議案は、那覇市崎山町から字上間地内都市計画道路7―2―1(第2環状線)改良工事でありますが、本道路は延長1755メートル、幅員25メートルで、昭和48年10月22日に都市計画の決定がなされ、同年11月10日の事業認可を受け、昭和54年3月31日に事業を完了する予定である。当該事業は完成時までに48年度の用地及び補償費6億6494万円を含めまして約36億9800万円の事業費を予定していますが、49年度においては延長860メートルを2工区に分けて工事を施行し、残りは用地物件補償費として事業を行なう予定のものであります。
 次に、乙第19号議案は、石垣市平得大浜地内石垣空港建設工事(土木第2期)でございますが、工事概要として用地造成、滑走路改良、誘導路改良、エプロン改良、付帯施設としての迂回道路等となっております。
 次に、第20号議案は、伊江村伊江港地内岸壁及び道路工事でございますが、本議案は伊江空港の開設により、海洋博開催時には観客を本港から会場まで輸送する必要がありますので、1000トン級港湾施設の整備事業を計画、47年度からしゅんせつ工事に着工し、48年度においてはしゅんせつ工事の完成と岸壁の一部着工を行ない、49年度には伊江村新造計画の500トン級カーフェリーが接岸できる岸壁延長70メートルを完成する計画のものであります。
 以上が質疑の概要でございますが、これらの議案はそれぞれ全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
 以上、審査の経過と結果を申し上げました。何とぞ慎重御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
○村山盛信君 議長、休憩願います。
○議長(平良幸市君) 休憩いたします。
   午後5時5分休憩
   午後5時6分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これよりただいま議題となっております乙第16号議案から乙第20号議案までの5件を一括して採決いたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの議案5件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、乙第16号議案から乙第20号議案までは、委員長の報告のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第13 軌道敷設の工事施行認可申請に伴う意見に関する調査の件に関し、委員長の報告を求めます。
 土木委員長。
   〔土木委員長 森田孟松君登壇〕
○土木委員長(森田孟松君) ただいま議題となっております軌道敷設の工事施行認可申請に伴う意見に関する調査の件につきまして、土木委員会における調査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 この案件は、財団法人沖縄国際海洋博覧会協会が博覧会会場内の幹線輸送施設KRTを敷設する特許を軌道法第3条に基づき、昭和49年7月22日付で沖縄県知事を経由して運輸大臣及び建設大臣に行なったが、10月2日付で特許され、10月4日には沖縄県知事より特許状が下付されました。この特許により、同協会は軌道経営者として県道114号線の一部に軌道敷設の工事施行認可申請をしたので、道路管理者の意見を決定するに当たって軌道法施行令第5条第2項の規定により、知事から諮問第2号をもって議会の意見を求められているものであります。
 委員会においては、10月8日土木部長の出席を求めて慎重に調査を行なってまいりました。その結果、諮問のあった軌道敷設の工事施行認可申請については、道路管理上も支障がないので全会一致をもって異議はないとの決定をいたしました。なお、委員会には議案の提出権がございませんので、委員会所属議員を提出者として議員提出議案ぢあ4号軌道敷設の工事施行認可申請に伴う意見を提出いたしましたので、よろしく御賛同くださいますようお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 以上で土木委員長の調査報告を終わります。
○議長(平良幸市君) 日程第14 議員提出議案第4号 軌道敷設の工事施行認可申請に伴う意見を議題といたします。
○議長(平良幸市君) この際、おはかりいたします。
 本案については、会議規則第37条第2項の規定により提案理由の説明を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案については、提案理由の説明を省略することに決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 次に、おはかりいたします。
 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより議員提出議案第4号を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、議員提出議案第4号軌道敷設の工事施行認可申請に伴う意見は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第15 陳情21件を議題といたします。
 各陳情に関し、委員長の報告を求めます。
 企画総務委員長。
   〔企画総務委員長 知花英夫君登壇〕
○企画総務委員長(知花英夫君) ただいま議題となりました陳情21件につきましては、お手元に配付してあります審査報告書のとおり処理すべきものと決定いたしました。よろしく御審議をお願い申し上げます。
 以上で報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これよりただいま議題となっております陳情21件を採決いたします。
 おはかりいたします。
 各陳情は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまの陳情21件は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 日程第16 陳情46件を議題といたします。
 各陳情に関し、委員長の報告を求めます。
 経済労働渉外委員長。
   〔経済労働渉外委員長 親川仁助君登壇〕
○経済労働渉外委員長(親川仁助君) 議長、ちょっと休憩願います。
○議長(平良幸市君) 休憩いたします。
   午後5時16分休憩
   午後5時17分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
○経済労働渉外委員長(親川仁助君) ただいま議題となりました陳情につきましては、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付してあります審査報告書のとおり処理すべきものと決定いたしました。
 次に、陳情の審査経過についてその概要を申し上げます。陳情昭和48年第342号、同第407号、第76号及び第301号の4件の陳情は、ダイエー進出に関しての賛否両論を趣旨としたものであります。この陳情に対し、沖縄の零細中小企業の保護育成の立場からダイエー進出はある期間阻止すべきものであるとの意見があり、これに対し、自由民主党所属委員からダイエー関係の陳情については、陳情してから相当の期間が経過しており、その間に通産省の勧告の発表もあり、現実の問題として結論が出されていること。また、以前に自由民主党は、ダイエー進出については時期尚早であるとの意見も出しているので、これに反対とか賛成とかの立場ではなく審議未了の形で処理すべきものとの意見がありました。
 次に、陳情第255号、第263号、第273号及び第286号の4件は、いずれもOTHレーダーの即時撤去を趣旨とする陳情であります。この陳情について自由民主党委員から、OTHレーダーそのものの性能や機能、あるいはその他のことについて十分知らない点があり、今後検討すべきものがあるので継続して審査すべきものとの意見がありました。また、陳情第322号の米軍油送パイプの早期撤去に関する陳情についても、いま調査団が来島して調査中であり、撤去ということではなしにどういった改善のしかたがあるのかということも見きわめる必要がある。また、他に移設できないものか、そういったことを検討するため継続して審査すべきものとの意見が出された後、以上の理由でこれらの事件については、採決に加わらないので退場させてもらいたいとの発言のあと退場されました。そのあと、以上の陳情について採決をいたしました。その結果は、先ほど申し上げました審査報告書のとおりであります。
 なお、陳情について申し上げます。当委員会に付託されました陳情のうち、6件につきましては、今会期で設置されます米軍基地関係特別委員会で審査することが適当であるとの意見の一致がありましたので、そのように措置をしていただきたいと思います。
 以上を申し上げまして報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
○大城真順君 議長、31番。
○議長(平良幸市君) 大城真順君。
○大城真順君 ただいま議題となっております陳情46件の採決方法につきまして要望いたします。
 これら陳情のうち、陳情昭和48年第342号、同第407号、第76号、第255号、第263号、第273号、第286号、第301号及び第322号の9件は、ダイエー、OTHレーダー、米軍油送パイプに関する陳情でありまして、先ほど委員長の報告にありましたように、これらの陳情は内容がきわめて重要な問題でありまして、ダイエーについては審議未了とし、外2件につきましては十分調査を行ない、時間をかけて慎重に審査しなければならないという立場から、委員会においては強く継続審議を要求してまいりました。
 その理由を簡単に申し上げますと、ダイエーにつきましては、すでに商調協の答申、さらに通産大臣による告示等もありまして、すでに時宜を失し、とやかくこの時点で委員会が言う必要はないということ。さらにOTHにつきましては、論議の過程から安保との関連、非核3原則との関連を究明するためにはぜひともその性質、機能につきまして継続的に審議する必要があるということ。また、パイプラインにつきましては、ただいまあらゆる各種調査団が調査中でございまして、県議会としてもこれを十分に調査し、この2件につきましては、せっかく特別委員会も設置されますのでこれに引き継ぐべきだという理由でございます。
 よって、われわれは、委員会においてやむなく退場いたしまして採決に加わっておりません。これから採決される陳情46件のうち、ただいまの9件につきましては、委員会における理由と同様採決に加わるわけにはまいりません。
 よって、議長においてしかるべき措置をとっていただきたいと思います。
○安里政芳君 議長、44番。
○議長(平良幸市君) 安里政芳君。
○安里政芳君 ただいまの陳情のうち、陳情昭和48年第342号、同第407号、第76号及び第301号につきまして、民社党は、経済労働渉外委員会における経過は存じませんが、消費者の側でも賛成反対の陳情があり、商工会議所の商業活動調整協議会でも結論が出ないほど利害がふくそうしているものであります。すでに通産大臣の諮問機関である大規模小売店舗審議会の答申も出て、昨11日には通産省から出された変更勧告をダイナハは受諾した旨正式に表明しておりますので、この問題の採決には加わらず退席いたしたいと思います。
○議長(平良幸市君) これよりただいま議題となっております陳情46件を採決いたしますが、採決の方法について、ただいま大城真順君及び安里政芳君から要望がありましたので、まず委員会において全委員の一致を見た37件の採決を先に行ない、残りの9件をその後に行ないます。
 ただいまの陳情46件のうち、まず陳情昭和48年第342号、同第407号、第76号、第255号、第263号、第273号、第286号、第301号及び第322号の9件を除く陳情37件の採決をいたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの陳情37件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまの陳情37件は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 休憩いたします。
   午後5時27分休憩
   午後5時29分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
 次に、残っている陳情9件のうち、陳情第255号、第263号、第273号、第286号及び第322号の5件を採決いたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの陳情5件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまの5件は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 休憩いたします。
   午後5時30分休憩
   午後5時31分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
 次に、残りの陳情昭和48年第342号、同第407号、第76号及び第301号の4件を採決いたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの陳情4件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまの陳情4件は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 休憩いたします。
   午後5時32分休憩
   午後5時35分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
 日程第17 請願2件及び陳情32件を議題といたします。
 各請願及び陳情に関し、委員長の報告を求めます。
 文教厚生委員長。
   〔文教厚生委員長 岸本利実君登壇〕
○文教厚生委員長(岸本利実君) ただいま議題となりました請願2件、陳情32件につきましては、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもってお手元に配付してあります審査報告書のとおり処理すべきものと決定いたしました。
 なお、陳情第198号北部地区心身障害児の施設設置等に関する陳情については、昭和54年からの養護学校の義務制移行のため、心身障害児の実数把握のため実態調査を行なっており、県としては、この調査結果に基づき、具体的な学校編成整備計画を検討したい。昭和54年度までには、北部地区に総合の養護学校を設置するよう計画を進めている。また、学校設置者とも合議の上、情緒障害児学級の新設も検討しているとの説明がありました。
 また、陳情第270号特別養護老人ホームの増設等に関する陳情については、現在老人ホームの収容状況は、養護老人ホームが290人の定員に対し163人収容し、特別養護老人ホームが330人の定員に対し366人収容し、なお177人の収容対象者が居宅待機している実情にある。
 それで、これら対処者を収容すべく次のような施設の増設を計画している。まず当面の計画としては、第1に、養護老人ホーム37を特別養護老人ホームに転用する。第2に、既設の施設を改造し、特別養護老人ホーム30を設置する。第3に、個人委託費を増額し、30人程度を委託する。さらに50年度以降の計画として、50年度に具志川厚生園に50人、宮古厚生園に30人、沖縄偕生園に50人の施設を増設し、また、ゆうな会に100人、清明会に50人、計150人収容の施設を新設し、51年度には名護厚生園に20人、八重山厚生園に30人の施設を増設し、また、那覇市に50人、おもと会に200人、計250人の収容の施設を新設するとの説明がありました。
 なお、採択すべきものと決定いたしました請願及び陳情32件については、知事またが教育委員会に送付することを適当と認め、その処理の経過及び結果の報告を請求する措置を講ずることに決定いたしました。
 以上で報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これよりただいま議題となっております請願2件及び陳情32件を採択いたします。
 おはかりいたします。
 各請願及び陳情は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまの請願2件及び陳情32件は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 日程第18 請願1件及び陳情17件を議題といたします。
 各請願及び陳情に関し、委員長の報告を求めます。
 土木委員長。
   〔土木委員長 森田孟松君登壇〕
○土木委員長(森田孟松君) ただいま議題となりました請願1件、陳情17件につきましては、慎重に審査をいたしました結果、お手元に配付してあります審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、陳情第232号久志導水路に係る被害の早期解決に関する陳情は、その要請事項中「取水交付金を支給すること」を除く一部採択となっております。このことについては、久志地区関係の有津川、大浦川、スキンダ川からの取水方法は通常流れている水量は全く取水せず、その平水量以上の洪水時、すなわち鉄砲水となって海に放流される水を取水することになりますので、かかる取水にまで交付金制度を適用することは妥当でないという理由で全会一致をもってこの項目を除いた次第でございます。
 陳情第238号玉城村新原地先海中からの砂利採取中止に関する陳情は、昭和49年8月15日で許可数量に達して採取を打ち切ってありますので、願意は達成されたものとして不採択といたしました。
 陳情第305号公有水面埋立竣工時認可に関する陳情は、執行部においても、埋め立て認可については行政行為としての結論が保留されている現状において、即時認可するわけにはいかないとのことで、採決した結果、多数をもって不採択とすることに決定いたしました。なお、これについては、早急に認可すべきだという前提に立って採択を強く要求したわけでありますが、県の認可が行政行為として保留されている現状からして、県の態度決定まで議会もあたためておくために継続審査にするところまで譲ってきたわけですが、あくまでも不採択にするということであれば陳情者の願意は踏みにじられることになり、全く納得できないとの意見がございましたことをこの際報告いたします。
 なお、採択すべきものと決定しました請願、陳情については、知事に送付することを適当と認めその処理の経過及び結果の報告を請求する措置を講ずることにいたしました。
 以上で報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 休憩いたします。
   午後5時37分休憩
   午後5時38分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
 これよりただいま議題となっております請願1件及び陳情17件を採決いたします。
 ただいまの請願1件、陳情17件のうち、まず陳情第305号を除く請願1件、陳情16件を採決いたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの請願1件及び陳情16件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまの請願1件及び陳情16件は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 次に、陳情第305号を採決いたします。
 本陳情に対する委員長の報告は、不採択であります。
 おはかりいたします。
 本陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○議長(平良幸市君) 起立少数であります。
 よって、陳情第305号は、不採択とすることに決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 日程第19 陳情7件を議題といたします。
 各陳情に関し、委員長の報告を求めます。 
 海洋博特別委員長。
   〔海洋博特別委員長 上原亀一郎君登壇〕
○海洋博特別委員長(上原亀一郎君) ただいま議題となりました陳情7件につきましては、お手元に配付してあります審査報告書のとおり決定いたしましたので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 休憩いたします。
   午後5時41分休憩
   午後5時42分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
 これよりただいま議題となっております陳情7件を採決いたします。
 ただいまの陳情7件のうち、まず陳情昭和48年第335号、同第359号及び同第360号を除く陳情4件を採決いたします。
 おはかりいたします。
 ただいまの陳情4件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまの陳情4件は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 次に、陳情昭和48年第335号、同第359号及び同第360号の3件を一括して採決いたします。
 各陳情に対する委員長の報告は、不採択であります。
 おはかりいたします。
 各陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○議長(平良幸市君) 起立少数であります。
 よって、陳情昭和48年第335号、同第359号及び同360号は、不採択とすることに決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 日程第20 特別委員会設置の件を議題といたします、
 本件については、9月27日の各派交渉会並びに10月1日の議会運営委員会において、軍使用土地、基地公害、演習、基地従業員等米軍基地関係諸問題の調査及び対策の樹立を付議するため、特別委員会を設置することとし、その名称を米軍基地関係特別委員会とし、11人の委員をもって構成するとの意見の一致を見ております。
 よって、おはかりいたします。
 軍使用土地、基地公害、演習、基地従業員等米軍基地関係諸問題の調査及び対策の樹立を付議するため、11人の委員をもって構成する米軍基地関係特別委員会を設置することにいたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、さよう決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 次に、おはかりいたします。
 ただいま設置されました米軍基地関係特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により
   翁長 助裕君      村山 盛信君
   小橋川朝蔵君      小渡 三郎君
   比嘉  昇君      瑞慶覧長方君
   知花 英夫君      仲松 庸全君
   伊波 広定君      岸本 利実君
及び友利栄吉君を指名いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、米軍基地関係特別委員会の委員は、ただいま指名いたしましたとおり選任することに決定いたしました。
○議長(平良幸市君) ただいま米軍基地関係特別委員会が設置されましたので、現在経済労働渉外委員会に付託されている陳情第203号「国立青年の家」道路用地賃貸料の早期支払いに関する陳情、陳情第254号F4ファントム、P3対潜哨戒機の移駐に反対する陳情、陳情257号F4ファントム、P3対潜哨戒機の移駐に反対する陳情、陳情第272号F4ファントム、P3対潜哨戒機の移駐に反対する陳情、陳情第281号弾薬処理場の即時撤去に関する陳情及び陳情第285号F4ファントム、P3対潜哨戒機の嘉手納基地への移駐に反対する陳情の6件については、同特別委員会に付託がえする必要があります。
 よって、おはかりいたします。
 陳情第203号、第254号、第257号、第272号、第281号及び第285号の6件は、米軍基地関係特別委員会に付託することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまの陳情6件は、米軍基地関係特別委員会に付託することに決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 次に、おはかりいたします。
 同特別委員会の付議事件であります軍使用土地、基地公害、演習、基地従業員等米軍基地関係諸問題の調査及び対策の樹立並びにただいま付託いたしました陳情6件については、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、さよう決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 日程第21 閉会中の継続審査の件を議題といたします。
○議長(平良幸市君) 各常任委員長及び海洋博特別委員長から会議規則第82条の規定により、お手元に配付いたしました申し出書のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 おはかりいたします。
 各委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、各委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
○議長(平良幸市君) 日程第22 議員提出議案第5号 電力料金の値上げ反対に関する意見書を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 知花英夫君。
   〔知花英夫君登壇〕
○議長(平良幸市君) ただいま議題となりました議員提出議案第5号について、提出者を代表して提案理由を御説明申し上げます。
 沖縄電力株式会社が提出した電力料金改定申請の内容は、相当大幅な料金の引き上げとなっております。もし申請どおり認可されますと、県民の生活をはじめ県内企業に重大な影響を与えることが予想されますので、今回の電力料金の改定要因となっている諸経費については、政府において適切な措置を講じ、電力料金の値上げ申請を承認しないよう要請するため、企画総務委員会の全委員を提出者として本案を提出することになりました。
 以上で提案理由の説明を終わりますが、案文の朗読をいたしたいと思います。
   〔電力料金の値上げ反対に関する意見書朗読〕
 以上をもって提案理由の御説明を終わりますが、慎重御審議の上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第5号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより議員提出議案第5号電力料金の値上げ反対に関する意見書を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第23 議員提出議案第6号 那覇・熊本間定期航空路線の開設に関する意見書を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 知花英夫君。
   〔知花英夫君登壇〕
○知花英夫君 ただいま議題となりました議員提出議案第6号について、提出者を代表し提案理由を御説明申し上げます。
 現在九州地方への航空路線として本県と福岡、鹿児島両県との間に定期航空便が運航され、九州各県への路線として利用されておりますが、さらに熊本空港への路線が開設されることにより、本県と九州各県との交流が一そう促進されるものと思われます。
 熊本県側も同空港への路線開設を希望しており、その早期開設を要請するため、企画総務委員会の全委員を提出者として本案を提出することになりました。
 案文を朗読いたします。
   〔那覇・熊本間定期航空路線の開設に関する意見書朗読〕
 以上で提案理由の説明を終わりたいと思います。慎重御審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げます。。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第6号については、会議規則第37号第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより議員提出議案第6号那覇・熊本間定期航空路線の開設に関する意見書を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第24 議員提出議案第7号 軍雇用員の解雇撤回並びに雇用安定等に関する意見書を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 岸本忠三郎君。
   〔岸本忠三郎君登壇〕
○岸本忠三郎君 休憩願います。
○議長(平良幸市君) 休憩いたします。
   午後5時58分休憩
   午後5時59分再開
○議長(平良幸市君) 再開いたします。
○岸本忠三郎君 ただいま議題となりました議員提出議案第7号について、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。
 なお提案理由は、案文の朗読をもってこれにかえたいと思います。
   〔軍雇用員の解雇撤回並びに雇用安定等に関する意見書朗読〕
 以上をもって提案理由の説明を終わりますが、慎重御審議の上、御可決くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第7号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより議員提出議案第7号軍雇用員の解雇撤回並びに雇用安定等に関する意見書を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第25 議員提出議案第8号 沖縄パインアップル産業の緊急対策に関する意見書を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 瑞慶覧長方君。
   〔瑞慶覧長方君登壇〕
○瑞慶覧長方君 ただいま議題となっております議員提出議案第8号沖縄パインアップル産業の緊急対策に関する意見書について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 理由は、緊迫したパインアップル産業の現状にかんがみ、緊急に対処策を講ずるよう関係省庁に対し要請する必要があることを理由といたしております。
 詳しい説明については省きまして、案文を朗読して趣旨説明にかえたいと思います。
   〔沖縄パインアップル産業の緊急対策に関する意見書朗読〕
 以上をもって提案の理由にかえます。慎重御審議の上、全会一致で可決していただきますようお願い申し上げます。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第8号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより議員提出議案第8号沖縄パインアップル産業の緊急対策に関する意見書を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) 日程第26 議員提出議案第9号 畜産危機打開に関する意見書を議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 大城真順君。
   〔大城真順君登壇〕
○大城真順君 ただいま議題となりました議員提出議案第9号畜産危機打開に関する意見書について、提案理由の御説明を申し上げます。
 今日沖縄の畜産業は、諸生産資材の高騰や畜産飼料の値上がり、あるいは復帰特別措置によるハム、ベーコンなど畜産物加工品の輸入圧迫が加わりまして畜産経営は赤字を余儀なくされておる現状でございます。このことについては、すでに御承知のことでございます。
 そこで本県議会におきましても、事態の重大さを認識いたしまして、早急に政府に対し、救済対策を要請すべく本案を提出した次第であります。
 以上、簡単に御説明申し上げましたが、以下、意見書案文の朗読をもって提案理由にかえさせていただきます。何とぞ慎重御審議の上、すみやかに可決くださいますようお願い申し上げ、最後に案文を朗読いたします。
   〔畜産危機打開に関する意見書朗読〕
 以上であります。
○議長(平良幸市君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第9号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより議員提出議案第9号畜産危機打開に関する意見書を採決いたします。
 おはかりいたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平良幸市君) 御異議なしと認めます。
 よって、本案は、原案のとおり可決されました。
○議長(平良幸市君) これにて本日の議事日程は全部終了いたしました。
 本日の会議を閉ずる前に、今会期における議会活動の概略を申し上げます。
 今会期に知事から提出された議案等は34件で、その内訳は、予算8件、条例12件、議決事件10件、決算2件、諮問2件であります。その処理結果は、予算、条例及び議決事件については、条例1件が修正議決されたもののほかは、その全部が原案のとおり決せられました。
 決算については、いずれも継続審査に付され、また、諮問については、同諮問に基づいて議会の意見が議決されました。
 次に、議員提出議案について申し上げますと、条例1件、意見書5件、決議1件、諮問に基づく意見が2件、計9件が提出され、条例が継続審査に付されたほかは、その全部が原案のとおり可決されました。
 請願、陳情について申し上げますと、前定例会からの継続は陳情が51件で、また、今定例会において受理したのが請願4件、陳情139件で、以上の合計が194件となっております。これら請願、陳情の処理結果は、採択が115件、不採択が10件、一部採択が1件、継続審査に付されたのが56件、審査未了が12件となっております。
 以上、今定例会における議会活動の概略を報告いたしましたが、件名等詳細な事項については、後ほど文書をもって御報告いたします。
 次に、本定例会を閉ずるに当たり、会期中におけるおもなる事項について申し上げます。
 本日の日程第1における決議に示されておりますとおり、本定例会の会期半ばの10月6日に米議会におけるラロック証言があり、全国民に衝撃を与えました。
 とりわけ、基地の中に沖縄があるとまでいわれておるほど米軍基地の密度の高い沖縄県民の衝撃は深刻であるところから、本議会は直ちに本問題に対する意思表示をすべく精力的に協議を行ない、全会一致をもってその決議を採択いたしました。
 本決議につきましては、議会代表の要請団を派遣することに決されておりますので、代表団におかれては、核に対する県民の不安が一掃されるよう強力な折衝をお願いするものであります。
 次に、本県では近時米軍基地にかかわる種々の問題が続出して、県民の平和な生活が脅かされている現況であります。
 よって、本県議会では、常時これら米軍基地問題に対処すべく、本日米軍基地関係特別委員会を設置いたしました。
 今後は、同特別委員会の活発な活動により、県民の福祉の高揚がはかられるよう期待するものであります。
 なお幸い、復帰特別措置については、各委員会とも閉会中の継続審査となっておりますので、閉会中にめどをつけるべく御努力されることを望みます。
 以上、会期中におけるおもな事項について申し上げましたが、会期中、議員の皆さんには熱心に御審議をいただき、議長として心から御礼を申し上げます。
 これをもちまして昭和49年第4回沖縄県議会(定例会)を閉会いたします。
 本日は、これにて散会いたします。
   午後6時19分閉会

 
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