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平成12年(2000年) 第 2回 沖縄県議会(定例会)
第 4号 7月 6日
教育長(翁長良盛)
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本県の小中学校でのパソコンの普及率と指導者の育成について伺いたいという御質問にお答えいたします。
本県における公立小中学校のコンピューターの整備については、平成11年度の整備目標を小学校22台、中学校42台として整備を推進してまいりました。平成12年3月現在の達成率は小学校82.1%、中学校65.9%で、1校当たりの平均設置台数は小学校が18.3台、中学校が29.3台となっております。
整備目標に達していない公立小中学校については、積極的な働きかけを行い、その整備を促進しているところでございます。
教員のコンピューター操作技能の現状と育成につきましては、平成12年3月現在でコンピューターを操作できる教員が小学校51.9%、中学校62.1%となっております。
また、コンピューターで指導できる教員は小学校30.9%、中学校25.9%となっております。
県教育委員会といたしましては、平成13年度末までに小中学校の全教員がコンピューターを操作でき、そのうち半数がコンピューターで指導できることを目指し各種研修会等に取り組んでいるところでございます。
次に、サミットの主要議題である環境、高齢化、紛争予防等の問題を考える場を2000年サミットの一環として教育の現場で提供することはできないかという御質問にお答えいたします。
県教育委員会は、次代を担う子供たちが心豊かに成長することを目指し、国際化、情報化、高齢化など社会の変化に主体的に対応する教育の推進を図っているところでございます。
このたびの九州・沖縄サミットのプレ事業の一環として小中学生サミット、G8高校生サミットが開催され、環境問題を初め平和、経済などの人類共通の課題について若者らしい純粋な視点で討議が深められ、参加した児童生徒に深い感動と大きな希望を与えました。そして私たちが今できること、社会に訴えたいことなど具体的な提言にまとめ、G8サミット議長へ託しております。
今後、この成果を教育現場で継続発展させるため各学校において環境・福祉・平和教育などの取り組みを一層強化し、国際性豊かな視野の広い人材の育成に努めてまいりたいと考えております。
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20000204130100