平成21年(2009年) 第 6回 沖縄県議会(定例会)
第 8号 12月10日
企画部長(川上好久)
 

 多様な人材の育成と文化の振興についての御質問の中で、小渕沖縄教育研究プログラムについてお答えします。
 「小渕沖縄教育研究プログラム」は、平成12年の九州・沖縄サミットを契機に、日米両政府の合意に基づき創設されました。このプログラムは、日米の共同事業として、日本政府が経費を負担して研究者等を派遣する「小渕国際交流基金フェローシップ」と、米国政府の負担により学生等を派遣する「小渕東西センター奨学金制度」から構成されております。
 これらの事業は、ハワイの東西センターにおける研究交流機会の提供やハワイ大大学院の学位等の取得を通じて、沖縄の振興を担う人材の育成、学術研究・開発協力分野での人的ネットワークを構築しています。これまでに「小渕国際交流基金フェローシップ」では県内から25名の研究者等を、「小渕東西センター奨学金制度」では24名の大学院生等を派遣しております。来年度は、「小渕東西センター奨学金制度」が実施されて10周年の節目となることから、東西センター、琉球大学及び県が中心となり10周年記念シンポジウムなどの開催を予定しております。
 今後とも関係機関と連携をして、同奨学金制度の継続に努めてまいります。
 次に、地上デジタル放送移行についての御質問の中で、難視聴地区対策についてお答えします。
 難視聴地区の地上デジタル放送移行は、既存の共聴施設の改修を基本として、新たな中継局を設置する場合には費用対効果を勘案の上、関係市町村と放送事業者で検討されるものと考えております。
 県としましては、国や市町村、放送事業者の動向を見守りながら対応していきたいと考えております。
 以上でございます。

 
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