前発言
平成12年(2000年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 3号 9月27日
教育長(翁長良盛)
次発言
★ここをクリックすると、この日の発言が全て表示されます。★
アメラジアン問題に関しまして、アメラジアンスクールを卒業した児童を県立那覇国際高校の国際クラスに帰国子女同様に受け入れる用意(体制)があるかという御質問にお答えいたします。
県立高等学校入学者選抜におきましては、アメラジアンスクール・イン・オキナワなどの民間施設に通う不登校の生徒で、在籍する中学校において卒業が認められた者については帰国子女と同様に選抜の方法、学力検査等について可能な限り配慮しております。
次に、入学後の学習についてでありますが、那覇国際高校における授業は学習指導要領に基づいて行っており、帰国子女等についても現在10名の生徒が在籍し、同一の教育課程のもとで学習しております。したがいまして、入学が許可された重国籍児等についても帰国子女と同様の学習を行うことになっており、授業で十分理解できない点については放課後の時間を利用して個別に学習指導するなどの配慮を行っているところであります。
次に、19日に発表した県立高校編成整備の基本方向で打ち出した新たな高校設置に「沖縄インターナショナル高校」の設置が盛り込まれているが、どのような内容を考えているのかという御質問にお答えいたします。
本県は、新しい全国総合開発計画の中で「太平洋・平和の交流拠点」として位置づけられ、「アジア・太平洋における人、物、情報の結節点となる広域国際交流圏の形成を図る。」こととされております。
また、沖縄経済振興21世紀プランにおいてもこうした国際交流拠点としての位置づけを沖縄の振興に生かしていくことが求められております。
このため、高等学校段階において国際社会で活躍できる人材育成の一層の充実を図るとともに、帰国子女等の受け入れや異文化・異言語の生徒にも開かれ、外国の学校との積極的な交流教育等を実現する沖縄インターナショナル高校(仮称)を既設の高等学校の再編によって設置することとしております。
内容につきましては、今後、地域関係団体等の意見を聴取しながら編成整備実施計画策定作業の中で検討を進めていきたいと考えております。
前発言
次発言
20000303020070