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平成12年(2000年) 第 2回 沖縄県議会(定例会)
第 3号 7月 5日
小波津浩利
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沖縄市の事件については、答弁、質問外で通告外でありますからもう結構ですが、ただお願いしたいのは私質問もいたしましたが、これは石川副知事が電話で四軍調整官に抗議して済むような問題じゃないと思うんです。ですから言葉はきついんですが、やはり知事が四軍調整官を呼びつけて抗議するほどの意思を表明すべきであると思いまして、それから三者協も結構ですが、今までの三者協の開催を見ておりますと、開催のためにまた時間がかかって本当にこれはいつ開催できるんだろうという時間の問題もありまして、強く申し上げているわけであります。
さて、米軍スクールバスの問題ですが、なぜ車両と運行を分離して、車両は米軍にリースして米軍所有の形にしておけば基地と民間区域を同じアメリカの子供たちを乗せて通行しているがこの場合は大型一種でいいわけで、以前の場合は大型二種でなければならなかったかというこの理屈がよくわからぬわけであります。これは聞いていてもわからない。
じゃ例えば、琉球バスの運転手が他社の沖縄バスの車両を借りて運行する形態をとるとするならば、この運転手はみんな大型一種でいいんですか、車両が他人のものであれば。これは米軍がリースして借りているから、運行代行しているから一種でいいというような言い方をしているわけでしょう。きのう来の説明もそう、私の今の答弁もそうですが、ここはもう一度少しわかるように説明をお願いします。
法的にどこに問題があるか、同じ運行形態には変わりないわけであって、ただ変わったのは車両は米軍にリースしている別会社が変わったというわけであります。運転しているのは会社が変わっても同じ運転形態でありますから。じゃ一種と二種の違い、意義は何なのか。これから考えますと、じゃその子供たちの安全面からすると、この場合では一種でいい、つまり安全の度合いは少し軽視してもいいということになりませんか。
じゃもしこの方法で民間で、私がさっき言ったような車は他社のもので運転だけを自社でやると、こういう一種での旅客運送が可能になるんでしょうか、そこら含めて再度御答弁をお願いいたします。
さてそれとの関連であります。どうしても腑に落ちないのは、今回から分離契約したというこの米軍側の意図、これは経費節減と言っておりますが、ちょっとそれとの関連で質問いたします。
これは思いやり予算で出るんじゃないでしょうか。米軍の単独財源の予算ですか。もし思いやり予算だとすると、この理屈も余り当たらない。こうして契約形態を車両と運行に分離して本土の三菱自動車に落札させる。聞くところによりますと、これは落札額はむしろ琉球バスの方が約5000万ほど安かったという話も聞いております。
しかし、その裏にまた書類の整備があるんだということも聞いておりますが、一体この書類整備の不備と通常落札額が5000万も琉球バスは低かったとするならば、この落札の意味するものがよくわかりません。そこを含めての御答弁をお願いしたいと思います。
それから、そもそもこれだけ基地の負担、基地被害を負わされてもう落札契約が決まっているからこれ以上継続契約について困難であるという答弁ですが、私は知事、こういうのがまかり通りますと今後の基地内業務のさまざまな発注関係が単に額だけで争いますと本土の業者がいろんな形で基地内業務に入り込んでくる余地が出てくると思います。
ここは基地の負担を負わされている沖縄という立場とそれから県内雇用、県内業者を守っていくという立場も加味しながら強い姿勢でやっていただきたいと思います。
時間ですので以上で終わります。
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