平成22年(2010年) 第 1回 沖縄県議会(定例会)
第 5号 2月23日
新垣 安弘
 

 よく日本国民は平和ぼけしているということで言われるんですが、私も沖縄県民も平和ぼけしてはまずいと思うんですよね。
 ですから、そういう意味で先ほど私が安全保障関係の(10)番目で質問したのは、県の中にしっかりこういった沖縄を取り巻く状況、あるいは日中、あるいは中米のいろんな状況――これは台湾問題なんかも特にそうなんですが――下手すると沖縄県民のその生存にかかわるようなそういう事態にもなりかねないことですから、そういう意味でこういった安全保障・防衛を細かく県の中で分析して、県民の安全保障という観点から考えるそういう部署が必要じゃないかというふうには思うんです。基地の所在地の市町村も基地対策課というのはあるんですが、単なるそういうあれじゃなくて、本当に県民の安全保障という観点からそれを考える部署、そしてもう一方で先ほど鳩山政権の話が出ていましたけれども、鳩山政権は恐らく対等な日米関係というふうに言うからには、じゃ、自衛隊でもってそれなりの役割をしていかないといけないんじゃないかということも恐らくあると思うんです。そうなってくると、沖縄の南西諸島どうなんだということもこれから出てくると思うんです。そうしたときに、じゃ沖縄県民はそのことに対してどう向き合うのか、そういったこととか、そういう県民の安全保障ということを中心にして、外交・防衛そういうものを考える、しっかり資料も読み込む、そういう部署が必要じゃないかと思うんですが、知事どうでしょうか。

 
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