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平成20年(2008年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 7号 10月 2日
警察本部長(得津八郎)
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「暴走行為を許さない住民総決起大会」についてお答えします。
宜野湾市国道58号沿いの住民が暴走行為による騒音被害に悩まされている現状については、県警察においても深刻な問題としてとらえ、警察本部と浦添署、宜野湾署の合同取り締まり、暴走族取り締まり専従員及び白バイや捜査車両を投入した取り締まり等の取り締まり活動を強化しているところであります。
しかしながら、一般交通に著しい危険を及ぼし、県民に多大な迷惑をかける暴走族を地域から排除するには取り締まりだけでは限界があることから、警察と学校、PTAが連携した少年補導活動、期待族が蝟集する駐車場やコンビニ等の管理者対策、安全学習支援隊による学校等での安全教育などの各種対策を通じて、県民の暴走族排除機運を醸成していくことは極めて重要であると思うところです。
今回の住民総決起大会は、まさしく地域社会の暴走族排除機運の盛り上げに大きく寄与するものであり、大変価値のあるものと考えております。
次に、県内における過去3年間の暴走行為に関する110番受理件数と検挙・逮捕者数及び浦添・宜野湾の国道58号沿線に占めるその割合についてお答えします。
初めに、県内における暴走行為関係の110番の受理件数は、平成17年中は1993件、平成18年中は3488件、平成19年中は3259件であります。
そのうち、浦添・宜野湾市の国道58号での110番件数とその割合を見てみますと、平成17年中は322件16.2%、平成18年中は1005件28.8%、平成19年中は946件29.0%となっております。
また、暴走行為の検挙状況でありますが、平成17年中が112件184名、うち逮捕者数95名、平成18年中が115件162名、うち逮捕者数94名、平成19年中が131件203名、うち逮捕者数109名であります。
そのうち、浦添・宜野湾市の国道58号での検挙数、逮捕者数の割合を見てみますと、平成17年中が20件47名17.9%、逮捕者数では23名24.2%、平成18年中が27件30名23.5%、逮捕者数では15名16.0%、平成19年中が63件73名48.1%、逮捕者数では29名26.6%となっております。
次に、今後の県警察の対策についてお答えします。
暴走行為は一般交通へ著しい危険を及ぼすだけでなく、地域住民に安眠妨害等の多大な迷惑を及ぼしております。
県警察といたしましては、このような暴走行為を防止するため、警察本部と警察署合同による白バイを投入した特別体制による取り締まり、少年等の自宅や学校等訪問による安全教育、加入阻止・離脱支援、自治体、関係機関・団体、地域住民等に対する暴走族関係情報の提供による暴走族・期待族の排除等、各種対策を講じているところでありますが、今後はこれらの対策に加え、国道58号等暴走行為が頻繁に行われている道路での大規模検問の実施、摘発した暴走族グループの解散と再組織化の阻止などを強力に推進してまいる所存であります。
以上でございます。
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20080307040080