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平成12年(2000年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 5号 9月29日
観光リゾート局長(糸数昌宏)
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観光・リゾート政策についての中のアクアポリスの処理方針と今後の見通しについてお答えいたします。
昭和50年に開催された沖縄国際海洋博覧会のメーンパビリオンとして誕生したアクアポリスを那覇港へ移設し、観光施設として再生することを目的に平成8年12月に県、那覇市、県内経済界が出資して設立した第三セクター・株式会社アクアパークは遺憾ながら昨年12月に破産いたしました。
株式会社アクアパークの破産管財人においては、これまでアクアポリスの換価処分に取り組んでこられましたが売却は困難であると判断し、ことしの6月1日付で同管財人より県知事あてにアクアポリス及び渡海橋の無償譲渡を受けていただきたい旨の上申書の提出がありました。
これを受けて、庁内関係部局で慎重に検討した結果、これまでアクアポリスに県が深くかかわってきた経緯等からして、アクアポリスを引き受けざるを得ないとの結論に達し、今月破産管財人と譲渡契約を締結し、アクアポリス及びその附帯施設であります渡海橋を県が引き取ったところであります。
アクアポリス本体につきましては、国内外から有償・無償で譲り受けたい旨の申し入れが数件ありますことから、早い時期にアクアポリスの譲渡先を選定し、譲渡先に曳航させたいと考えております。
なお、渡海橋の後処理につきましては現在検討中でございます。
続きまして、同じく観光・リゾート政策についての中の、エキスポランド跡地の利活用の方針と見通しについてお答えいたします。
年間約170万人の入園者を有する国営海洋博記念公園一帯は、海洋博公園地域として国から観光振興地域の指定を受けるとともに、ことし6月には国、県、地元本部町の関係行政機関や観光関係団体等で構成する本部地区リゾート推進連絡協議会が設立されたところであります。
ところで、ことし3月、同地域内のエキスポランドが施設の老朽化や経営上の観点から閉鎖を余儀なくされたことはまことに残念であり、同跡地の利活用は本県における北部地域の観光振興上重要な課題であると考えております。
同跡地につきましては、地元本部町において同町が出資する第三セクターを活用して宿泊施設やテーマパークなどを建設する計画があり、現在その計画策定を行っているところと承知しております。
一方、国におきましても県や本部町などが参加した同公園の活性化に関する検討委員会のもとで、同跡地についてエメラルドビーチと一体的な公園施設としての整備方策が検討されております。
今後、県といたしましては本部町の策定した計画をもとに地元の意向を最大限に生かせるよう、本部地区リゾート推進連絡協議会を活用して意見調整を図り、当該地域のリゾート整備を積極的に促進してまいりたいと考えております。
以上でございます。
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