昭和60年(1985年) 第 7回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 7月16日
第 6号  7月16日
 

議 事 の 概 要
昭和60年7月16日(火曜日)
午前10持31分開議
日程第1 米軍ヘリコプター墜落事故に関する意見書
日程第2 米軍ヘリコプター墜落事故に関する抗議決議
日程第3 閉会中の継続審査の件
午前10時40分閉会

○議長(志村 恵君) これより本日の会議を開きます。
 日程に入ります前に報告いたします。
 昨日、嘉数知賢君外11人から、議員提出議案第2号米軍ヘリコプター墜落事故に関する意見書及び議員提出議案第3号米軍ヘリコプター墜落事故に関する抗議決議の提出がありました。
○議長(志村 恵君) この際、日程第1 議員提出議案第2号 米軍ヘリコプター墜落事故に関する意見書及び日程第2 議員提出議案第3号 米軍ヘリコプター墜落事故に関する抗議決議を一括して議題といたします。
 提出者から提案理由の説明を求めます。
 嘉数知賢君。
   〔嘉数知賢君登壇〕
○嘉数知賢君 ただいま議題となりました議員提出議案第2号及び第3号について、提出者を代表いたしまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
 去る7月12日午後1時15分ごろ、国頭村字辺野喜在の国有林道に米海兵隊所属のCH53D型へリコプターが炎上し、墜落するという事故が発生しました。
 この事故は、乗員4人が死亡し、作業中の民間人のすぐそばに破片が落下し危うく民間人が巻き添えにされるところであったし、また墜落地点付近には辺野喜ダムもあり、林業に従事する作業員も多数いるので、地域住民を初め県民に大きな衝撃を与えております。今回、事故を起こしたCH53D型ヘリコプターは普天間飛行場に常駐し、そこを基点に訓練しておりますが、この機種のヘリコプターはこれまでにもたびたび事故を起こし多数の犠牲者を出しております。また去る5月6日には、同機種のヘリコプターが屋久島沖合で墜落し17名の死者を出したので、事故の再発防止が強く望まれていたところにこのような事故が発生したことは、まことに遺憾であります。
 このような観点から、今回の事故に対し強く抗議し、事故の再発防止を関係機関に要請する必要があるということで両議案を提出した次第であります。
 以下、意見書を朗読いたします。
   〔米軍ヘリコプター墜落事故に関する意見書朗読〕
 次に、抗議決議につきましては内容が意見書と同じでありますので、あて先だけを申し上げます。
   〔米軍ヘリコプター墜落事故に関する抗議決議のあて先朗読〕
 以上で提案理由の説明は終わりますが、慎重に御審議の上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。
 なお、両議案につきましては、その趣旨を関係機関に要請するため議会代表を派遣する必要があるとの意見の一致を見ておりますので、議長においてしかるべく取り計らっていただきますようお願いいたします。
 以上であります。
○議長(志村 恵君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(志村 恵君) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 この際、お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第2号及び議員提出議案第3号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(志村 恵君) 御異議なしと認めます。
 よって、両案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。
○議長(志村 恵君) これより議員提出議案第2号米軍ヘリコプター墜落事故に関する意見書及び議員提出議案第3号米軍ヘリコプター墜落事故に関する抗議決議を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 ただいまの議案2件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(志村 恵君) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいまの議案2件は、原案のとおり可決されました。
○議長(志村 恵君) ただいま可決されました議員提出議案第2号及び第3号については、提案理由説明の際提出者から、その趣旨を関係要路に要請するため議員を派遣してもらいたいとの要望がありました。
 よって、お諮りいたします。
 議員提出議案第2号及び第3号の趣旨を関係要路に要請するため議員5人を派遣することとし、その期間及び人選については議長に一任することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(志村 恵君) 御異議なしと認めます。
 よって、さよう決定いたしました。
○議長(志村 恵君) 日程第3 閉会中の継続審査の件を議題といたします。
○議長(志村 恵君) 各常任委員長及び特別委員長から、会議規則第82条の規定により、お手元に配付いたしました申し出書のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(志村 恵君) 御異議なしと認めます。
 よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
○議長(志村 恵君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日をもって議会は閉会となりますが、議員各位には長い会期中、連日熱心な御審議をいただき、議長として心から感謝申し上げます。
 なお、今定例会における議会活動状況は、後ほど文書をもって報告いたします。
 以上をもって本日の会議を閉じます。
 これをもって昭和60年第7回沖縄県議会(定例会)を閉会いたします。
   午前10時40分閉会

 
19850706000010