平成24年(2012年) 第 8回 沖縄県議会(定例会)
第 4号 12月 7日
玉城  満
 

 質問をする前にメーユンタクを少しばかりやりたいなと思います。
 きょうは珍しいなと思ったら、一般質問の本日の出番の人たちの名前を見ていると、3人が玉城名なんですよ。そしてのぶこ名が2人いる。ああ、珍しいなと思いましたけれども。私も初日の2番バッターでやるのも初めてでございまして、何か初めてずくしで。
 そして、きのうダンパチヤーに行きまして、質問ダンパチをしてまいりました。ダンパチヤーのオトーといろいろと話をしたんですが、やっぱり最近正月ダンパチとか七月ダンパチとかというのがだんだんだんだんなくなってきていると。これは何かというと、やっぱり沖縄の文化は昔から何かあったらニービチダンパチとか、もう何でもダンパチに引っかけてダンパチしたものでございますが、僕はたまたま議会ダンパチというか、質問ダンパチをするほうですけれども、皆さんはいかがなものでしょうか。
 せっかくウチナーグチの話をしているものですから、「チャンパク」というのを皆さん御存じですか。「チャンプルー博覧会」というのが沖縄市のほうできょうからスタートするんですけれども、これはどういう博覧会かといいますと、他市町村の観光資源と地元の観光資源の物々交換みたいなイベントなんですね。ということは、こっちに遊びに来なさいよ、あんたたちのところにも遊びに行くよというふうなイベントを、もう全島ネットというか、そして県外もやっているんですね、東北ともやっているんです。これが「チャンパク」というんですけれども、最近ウチナーグチのタイトルが出てきて、今は当たり前になってきたんですが、昔、僕らが「お笑いポーポー」という番組をやったときに、こんなタイトルをつけていいのかとか、要するに「バチクヮイライブ」とかこんなタイトルをつけたらばかにされるとか、チャンプルーとか名前をつけるとばかにされるとかよく言われたものですが、今、意外とやっぱりウチナーの文化というのは結構来ているなと思いまして、僕は、ウチナーグチのタイトルが今後も続いてほしいなと思っております。
 先ほどチャンプルーの話をしましたが、私の師匠はあの照屋林助さんという方、この人はもうチャンプルー学の大家でございまして、もう何でもチャンプルーの発想で考えるんですね。さっき「チャンパク」の話をしましたけれども、この人の一番すごいのは、チャンプライズムじゃない。チャンプルー主義という考え方じゃなくて、いつもチャンプラリズムという乗りを、要するにチャンプラリズムというネーミングをつくった人なんですけれども、この人はおもしろいことに、ウチナーグチと言われている言葉を、何でウチナーグチがこういうふうな表現をするんだろうということを全部分析した方なんですよ。一番おもしろいのが、ジンブンという言葉がありますけれども、どんな先輩に聞いても、ジンブンとはどういう意味ですかといったら、知恵のことさと言うんだけれども、林助さんというのは知恵とすぐ結びつけるのが嫌だったんでしょうね。どこかで学術的なものがないと絶対納得いかぬということで、よく僕らはいろいろ研究会をしたんです。最終的にこのジンブンの意味は何かといいますと、お金がないときに、いろんな話をするけれども、お金がなくてこういうことができない。ということは、「ジンヌブンヤ カンゲーレー」というところからジンブンという言葉が生まれてきたと、そういう結論を僕らは持っているんですが、この話をいろんな学者の先輩にしても反論できる先輩は今のところおりません。多分、これが僕は一番近いあれじゃないかなと思います。ちょっとユンタクし過ぎて時間がなくなるので、質問したいと思います。
 1、知事の政治姿勢について。
 (1)、消費税増税後の沖縄の経済・労働への影響に対する知事の見解を伺う。
 (2)、オスプレイ強行配備に対する知事の今後の対策を伺う。
 (3)、辺野古移設に対する各政党の中央本部と県連のねじれについての見解を伺う。
 2、文化観光スポーツ部関係について。
 (1)、観光入域客数と失業率の因果関係について伺う。
 (2)、観光関連産業の職種と正規・非正規雇用の割合について伺う。
 (3)、観光関連産業従事者の平均月収について伺う。
 (4)、県内各自治体の観光協会に対する県の支援について伺う。
 (5)、観光関連施設のWi-Fi整備について伺う。
 3、総務部関係について。
 (1)、私学に対する校舎増改築支援の進捗について伺う。
 (2)、沖縄県の人口増に対する県税収の上昇率について伺う。
 4、企画部関係について。
 (1)、鉄軌道導入について。
 ア、調査の進捗について伺う。
 イ、国・県・広域市町村・交通関連業者との連携はどうなっているのかを伺う。
 5、商工労働部関係について。
 (1)、国際物流拠点産業集積地域制度を新設したことで旧特自貿における企業進出の動向について伺う。
 (2)、三線の沖縄県工芸士の認定、今後の三線支援について伺う。
 (3)、金型技術研究センターの実績と今後の沖縄県金型産業の展望について伺う。
 (4)、製造業等を支える沖縄県のサポーティング産業の現状について伺う。
 6、土木建築・環境関係について。
 (1)、土木建築関連技能者の高齢化対策について伺う。
 (2)、北部東海岸における赤土流出対策について伺う。
 7、農林水産関係について。
 (1)、沖縄県における植物工場の可能性と今後の県の取り組みについて伺う。
 (2)、県において、ダイビング業界や海洋関係の総合振興対策支援を行う部局はどこで、どのような施策・事業を行っているのか伺う。
 8、教育関係について。
 (1)、いじめ問題とインターネットの因果関係について伺う。
 (2)、児童生徒に心・体の痛みに対する教育が必要と考えるが、教育長の見解を伺う。
 9、我が会派の代表質問との関連については、国際映画祭、この国際映画祭を開催しているわけですが、その国際映画祭を開催する打ち上げ花火ではなく、その映画関係の中でどういう切り口を県は今後持っているのか、それをお聞かせいただきたいと思います。
 それともう一つは、総合評価方式なんですけれども、総合評価方式のあらゆるパターンがあると思うんですが、例えば比謝川というところがあって、地元の業者の皆さんが、協会の皆さんがそこで「比謝川をきれいにする会」ということで毎週土・日、例えばここで清掃活動をする。しかし、河川工事が始まった。そして河川工事の入札が始まったら他市町村の業者がここで事業をしているというそういう実態を目にすると、ウマ ジョートーナチョーシェーワッターヤシガ ヌーガ クッターガシグトゥトゥイルというふうなそういう疑問が出てくるんですね。だから、そういうふうなことが総合評価にどの程度加点になっているのか、そういうことなんですが、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
 以上です。

 
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