平成21年(2009年) 第 5回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 10月 5日
警察本部長(黒木慶英)
 

 暴走族対策の成果についてお答えいたします。
 県警察におきましては、暴走族を根絶するため、警察本部と警察署合同による白バイを投入した取り締まり、暴走行為が頻繁に行われる道路での大規模検問の実施、暴走族壊滅プロジェクトチーム発足による事件捜査などの各種対策を講じているほか、少年部門や地域ボランティア合同による期待族排除活動、期待族が蝟集する駐車場やコンビニの管理者対策、地域住民が主催する「暴走族追放住民総決起大会」等への支援、暴走族のイメージダウンをねらったネーミング「ダサイ族」の普及活動等を推進しているところであります。
 本年9月末現在、暴走行為で事件送致した者は186人で、前年同期に比べ20人、12%の増加、逮捕人員にあっては142人で、前年同期に比べ35人、32.7%増加しております。その結果、暴走行為関連の110番受理件数は2512件で、前年同期に比べ375件、13%減少しております。特に、浦添市や宜野湾市の国道58号では、浦添市が前年同期に比べ180件、24%、宜野湾市が161件、50.9%それぞれ減少しており、一応の成果は見られるところでありますが、いまだ暴走行為に伴う騒音被害があることから、継続した取り締まりが必要であると考えております。
 県警察といたしましては、引き続き、地域住民や関係機関・団体と連携して、暴走族の根絶に向けた取り組みや取り締まりを強化してまいる所存であります。
 以上でございます。

 
20090506040120