平成20年(2008年) 第 4回 沖縄県議会(定例会)
第 4号 12月 8日
病院事業局長(知念 清)
 

 再質問にお答えします。
 現在、沖縄の医療の問題点として挙げられているのが医師不足と看護師不足、両方であります。それで私、先ほど看護師不足の問題についてお話して、その対策についていろんなことを行っているというふうなお話をいたしました。
 患者対看護師の割合で、10対1看護とか7対1看護というのがありまして、7対1看護というのが最近より患者さんに優しい看護ができるということで盛んに行われております。
 もともと看護師が少ないところに7対1看護と、今までは10対1看護というのが一番濃い看護体制だったんですが、それに7対1看護というのが入ってまいりまして、そのために少ない看護師がますます少ないという状況が生じてまいりました。それで各地でそれに備えまして看護学校が設立されているのでありますけれども、それでもまだ少なくとも平成23年度までは看護師数、いわゆる絶対数が足りないというふうなことが言われておりまして、私たち県立病院といたしましては、あらゆる手段を持って看護師不足に対応しようと一生懸命頑張っているわけであります。そのために年齢制限を撤廃いたしまして――無制限と言ったらおかしいんですけれども――60歳、定年の前までは採用しますというふうな形で採用に向けて取り組んでいるところであります。
 それから、嘱託看護師などで本人の勤務形態、私は午前中しか働けないとか、あるいは午後だけしか働けない、私は夜勤だけという人にも、そういうふうな形で採用しましょうと。それから、長い間職を離れていて再就職に不安を持つ人には、復職に当たり必要な研修も個別に実施して採用するというふうなことをしているのでありますけれども、それでもどうしても絶対数が足りないものですから、今のところ例えば南部医療センターですと14床、中部病院で33床という病床が開設できなくて休床状態ということでありまして、今、公的病院は非常に医師不足だけではなくて看護師不足という両方の問題に悩まされております。
 以上です。

 
20080404130100