平成24年(2012年) 第 8回 沖縄県議会(定例会)
第 2号 12月 5日
土木建築部長(當銘健一郎)
 

 土木建築関係についての御質問の中で、沖縄西海岸道路の計画の概要と進捗状況についての御質問にお答えいたします。
 沖縄西海岸道路は、読谷村から糸満市に至る延長約50キロメートルの地域高規格道路であり、浦添北道路や小禄道路等9区間、約34.4キロメートルの事業に着手しております。これまで宜野湾バイパスの全線4.5キロメートル、読谷道路の一部1.3キロメートル、那覇西道路の一部2.5キロメートル、豊見城糸満道路の全線7.4キロメートルが暫定供用されております。当該道路全線の供用予定時期は未定ですが、早期供用に向け国において今後も引き続き重点的な整備を行っていくものと聞いております。
 続きまして、自転車道の整備や駐輪場の設置についての御質問にお答えいたします。
 県内における自転車が通行可能な道路としては、サイクリング専用道路と広い歩道幅員を利用した自転車歩行者道があります。サイクリング専用道路として、現在、県道玉城那覇自転車道、自転車歩行者道としては、豊見城中央線や宜野湾南風原線等の整備を推進しているところであります。さらに、自転車通行環境整備のモデル地区として、平成21年度に那覇市の赤嶺・壺川地区を国、公安委員会と連携し自転車通行帯の整備を行いました。なお、名護市道においても自転車通行帯を整備すると聞いております。また、駐輪場については、現在モノレールの13駅周辺において全体で644台整備されておりますが、延長区間の新駅についても整備を推進していきたいと考えております。
 今後とも、歩行者の安全確保や自転車通行の環境改善の観点から、関係機関と連携し安全で快適な自転車走行ができる道路づくりを進めていく考えであります。
 続きまして、建設業の諸課題に対する対策についての御質問にお答えいたします。
 県では、厳しい経営環境にある県内建設業の経営改善を図るため、「ちゅらしま建設業相談窓口」を開設し、経営基盤の強化及び新分野進出等の相談対応やセミナー等を実施しており、これまで69社が新分野に進出しております。建設業の経営革新を支援するため、「沖縄21世紀ビジョン基本計画」の実施計画として位置づけ、引き続き経営基盤の強化や新分野進出等の取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 次に、那覇空港滑走路の拡張整備についての御質問の中で、那覇空港自動車道の整備状況と供用開始時期についての御質問にお答えいたします。
 本道路は延長約18キロメートルで、現在、豊見城東道路、小禄道路の整備が進められております。これまで南風原道路が完成供用し、豊見城東道路が暫定供用されております。また、小禄道路は平成23年度に事業に着手し、おおむね10年程度での完成供用を目指し、国において整備を推進しているところでございます。
 以上でございます。

 
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